ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)のチーム利用を促進するオールインワンAIアプリケーション「Merge」のβ版が提供へ

インターセクト株式会社は、オールインワンAIアプリケーション「Merge」のβ版を2023年5月1日より提供開始すると発表した。

■背景

ジェネレーティブAI技術の発展に伴い、ビジネス分野で自動生成された文章や画像の活用が拡大している。その一例として、ChatGPTを利用したコンテンツ作成や、画像生成技術によるロゴやバナー広告のデザイン制作が挙げられる。しかし、ジェネレーティブAIの活用に必要なツールやシステムは数多く存在し、これらを効果的に利用することは簡単なことではないという。この課題に対応するため、同社は、ジェネレーティブAIを効率的に活用することができる生産性向上・業務効率化ツール「Merge」を開発したとのことだ。

Mergeは、複数のAIを一つのインターフェースで容易に利用可能にし、AIによるチャット出力などを効率的に管理することができる。また、機密情報を安全に保管する機能も搭載しており、ビジネスで求められる多様な機能を提供している。これにより、ビジネスプロセスの効率化やセキュリティの強化に寄与することが期待されるとのことだ。
出典元:プレスリリース

■Mergeの特徴

・あらゆるAIを一つのアプリケーションで使用可能
ChatGPTをはじめとする自然言語系からMidjourneyなどの画像生成系まであらゆるAIを一つのインターフェースに統合可能だ。

・チャット内容の機密管理
従業員の時間とトークンを消費して生成されるレスポンスは法人の資産だ。チャット内容は暗号化された状態で自社専用のサーバー内に安全に保管される。

・チャットのチーム内共有
優れたプロンプトや重要なレスポンスはチームのナレッジとしてシェアボタンからいつでもチーム内で共有できる。

・各種AIツールを従業員IDによって一括管理
全従業員を各ツールのAPI Keyの代わりに従業員IDで一括管理でき、各従業員がどのツールをどれだけ利用しているかいつでも把握可能だ。

・チャットのフォルダ管理と検索機能
日々生成されるチャットはプロジェクトや業務単位でフォルダ整理でき、チャット検索機能もある。

・自社データのChatGPTへの安全な組み込み
メールやSlackなどのコミュニケーションツールからGoogleドライブなどのクラウド上にあるファイルまで、あらゆる自社データにChatGPTがアクセスすることができる。

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