栃木県佐野市で混雑マップを活用したキャンペーンが実施

佐野市の観光振興において、佐野ラーメンは強力な観光コンテンツであり、観光誘客の一翼を担っているという。しかし、そこからの観光周遊につなげるという点に課題をもっていたとのことだ。原因の一端として、人気店舗への人の集中による混雑などが考えられていたため、佐野市ではこの課題に対処するために、「とちぎデジタルハブ」において、飲食店および観光地の混雑状況を「混雑マップ」を通して可視化する取り組みを、2023年4月よりスタートした。

6月までの検証結果より、混雑マップの利用により来訪者の市内回遊や満足度の向上といった効果が、期待できる結果となったという。今回、混雑が予想されるお盆を中心に8月末まで、混雑マップの活用を促進するキャンペーンを実施する。これにより、市内の更なる混雑抑制や回遊の促進を目指すとのことだ。

今回の実証実験は、実証期間の延長により2023年8月まで予定されており、佐野市のラーメン店約90店舗と観光地27箇所の情報をマップ上に可視化する。