xIDとメディアドゥ、マイナンバーカードを活用した電子図書館サービスの認証で連携

xID株式会社は、株式会社メディアドゥと、電子図書館サービスの提供にあたり、マイナンバーカードを活用したxIDアプリによる認証での連携を開始すると発表した。

本連携により、電子図書館サービスの利用登録の完全オンライン化を実現すると共に、ログイン時の多要素認証を実装し、利便性とセキュリティを向上させる。本連携による電子図書館サービスはマイナンバーカードの活用事例として「デジタル田園都市国家構想交付金」の対象事業となっており、2023年10月以降、福島県昭和村、岐阜県美濃市、茨城県五霞町の3市町村で導入される予定とのことだ。

◾︎背景

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、全国の自治体で電子図書館サービスの導入が拡大しているという(508自治体、2023年7月現在)。電子図書館サービスを活用すれば、住民は従来の図書館への訪問が難しい時でも、自宅や外出先などあらゆる場所から自身のスマートフォンやパソコン、タブレットを利用して、いつでも電子書籍を閲覧・返却することができる。しかし、これまで大半の電子図書館サービスの利用開始にあたって、住民は事前に図書館等の窓口において本人確認を済ませ、利用者登録を行う必要があり、直ぐに電子書籍を閲覧したくてもそれが難しい状況にあったという。このため、従来の図書館の利用登録者数を超えて電子図書館の利用者数が増加しないことや、これまで図書館を利用してこなかった新たな利用者層へのリーチがしにくいという課題があったとのことだ。

今回、マイナンバーカードと連携した「xID」とメディアドゥの提供する電子図書館事業 「OverDrive Japan」が連携することで本人確認手続き、利用者登録がオンラインで完結する。これにより、即時の電子図書館の利用が可能となり、従来の図書館利用に影響されない利用者数の増加や新たな利用者層の拡大が期待できるという。加えて、「xID」で生体認証を含む多要素認証によるログインが実施できるため、セキュリティと利便性を同時に実現する。
出典元:プレスリリース
従来のID/パスワードでのログインは、なりすましやID共有利用の課題があるが、多要素認証を備えた「xID」でのログインを利用することで、当人認証をより厳格に実施でき、生体認証を活用すればパスワード忘れの心配もなく利便性も向上させることができる。電子図書館の利用登録がオンラインで完結することで、図書館訪問のための移動時間や窓口での手続き時間を短縮できる。また、図書館職員の業務負荷軽減や非接触による感染症対策にも貢献する。
出典元:プレスリリース

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