Carbon EX、カーボンクレジット・排出権取引所サービスをローンチ
2023/10/4
アスエネ株式会社は、SBIホールディングス株式会社(以下、SBI)と共同設立したCarbon EX株式会社が、カーボンクレジット・排出権取引所のサービスを開始したと発表した。
パートナーシップに関して、三井住友フィナンシャルグループとMOUを締結し、カーボンクレジットおよび環境価値取引など、幅広い連携を検討しているという。また、SBI新生銀行ともカーボンクレジット関連事業で連携することに関して合意しているとのことだ。
さらに、カーボンクレジット格付け機関のイギリスのBeZero Carbon社と契約を締結。Carbon EXのプラットフォーム上でクレジット格付け情報を見える化し、クレジットの比較検討に有益な情報を提供する。
既に一部の顧客とは先行登録を進めていたが、10月4日よりセラーの本登録、10月下旬にバイヤーの本登録を開始し、その後、売買を順次開始していく予定だ。
■特徴
ボランタリーカーボンクレジット、J-クレジット、非化石証書など幅広いクレジットの販売・購入が可能だ。日本語・英語版の両方があり、海外企業も利用することができる。また、24時間/365日、世界中のカーボンクレジットにアクセスが可能だ。
・カーボンクレジットの高い信頼性
Carbon EXでは、KYCなどの審査プロセスを実施する。また、高品質なボランタリーカーボンクレジットを取り扱う取引所として、クレジットの評価機関・企業と連携をすることでクレジットの品質を担保する。
・カーボンクレジットの創出や購入コンサルティングを提供
国内外のボランタリーカーボンクレジット創出事業者への支援や、顧客の目的・ニーズに合わせて、クレジットの種類解説や提案を実施する。自社のクレジットオフセットの取り組みを外部公表することによるPR・ブランド向上を支援する。
さらに、Carbon EXで売買したカーボンクレジットは、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」と連携させることで、顧客の利便性を高め、適切なカーボンクレジットによるオフセットの提案・コンサルティングサービスの提供が可能だ。