LINEヤフー、事業者向けデータソリューションサービスでデータ結果の仮説設計や分析を生成AIがサポートする機能を試験導入

LINEヤフー株式会社は、同社が提供する事業者向けデータソリューションサービス「ヤフー・データソリューション」が、検索データなどのYahoo! JAPANのビッグデータをブラウザ上で調査・分析できるツール「DS.INSIGHT」の機能として、OpenAIの生成AIを利用し、データ結果の仮説検証や分析をサポートする機能の試験導入を開始したと発表した。

市場調査や商品企画などの仮説設計や分析に「DS.INSIGHT」を活用する際にハードルの一つとなるのが、大量のデータ結果の読み解きだという。特にデータ分析に慣れていない人は、「データが大量にあり、どこが重要か分からない」「表示されたデータから結果を読み解きたいが、方法が分からない」などと悩むことが多いため、データを活用した仮説検証や分析の際に手間や時間を要したり、求めている分析結果が出せなかったりするとのことだ。

本機能では、「DS.INSIGHT People」の、特定のキーワードと一緒に検索されているキーワードをマッピング形式で表示する「共起キーワード」機能、または、特定のキーワードを検索している人が、その検索前後に他にどのようなキーワードを検索しているのか、時系列で表示することができる「時系列キーワード」機能で検索したいキーワードを入力し、「AIでデータを考察する」をクリックするだけで、AIによる分析結果が表示される。AIによる分析結果には、表示された大量のデータをキーワード群に分類し、傾向の読み解きや、そのキーワード群が検索された背景などの考察が記載される。

本機能を用いることで、データのクレンジングやカテゴライズなど分析時の前工程を大幅に簡略化でき、要約されたデータを用いて議論や資料作成に時間を費やすことができる。「DS.INSIGHT」は、データを活用した意思決定やデータ活用の推進に貢献するとともに、本機能の本格導入を目指すとのことだ。
出典元:プレスリリース
・AIでデータを考察する方法
(1)「共起キーワード」または「時系列キーワード」の検索ボックスに、検索したいキーワードを入力する。
(2)キーワードマップまたはランキング画面の左上「AIでデータを考察する」をクリックする。
(3)画面左側にAIによる考察が表示される。
出典元:プレスリリース

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