タウンドクター、プレシリーズAラウンドとしてカルビーなどから約1.5億円の資金調達を実施

タウンドクター株式会社は、プレシリーズAラウンドにおいて、カルビー株式会社、UT創業者の会投資事業有限責任組合の2社に対する第三者割当増資により、約1.5億円の資金調達を実施したと発表した。

■資金調達の背景と目的

生活習慣病の患者やその予備軍の人たちの多くは、食べることが好きで、食事の時間が日常生活での楽しいひと時となっているという。しかし、従来の生活習慣病予防の食事指導のスタンダードは「食べるのを我慢すること」だったとのことだ。炭水化物・脂質・アルコールなどの各栄養素で摂取基準量を定め、過剰摂取を抑制するアプローチだ。これだけでは継続が難しく、途中でドロップアウトしてしまう人が後を絶たないという。同社はこの状況を打開するべく、安易に我慢を強いるのではなく、より取り組みやすい「不足しているものの追加」や、「適切なものへの置き換え」を指導方針の基軸に置いている。ユーザーの食の好みや日常の食シーンを踏まえ、美味しくてカラダに良い食品や外食メニューのリコメンドを管理栄養士を介して行っていく中で、よりユーザーの行動変容を促進するためには、リコメンドに留まらず、ユーザーの手元に届ける部分までをシームレスに構築していくことが必要と考えているという。

今回、食事コーチングサービス「N・Partner」のサービスを拡大するとともに、食品流通ビジネスの構築のために資金調達を行い、以下の取組みを推進するとのことだ。

・サービス導入先の拡大
導入している全国の企業健保・自治体・内科クリニックを中心とした医療機関との取り組みで得た知見をもとに、既存の業種の顧客に加え、他のヘルスケア産業の事業者向けにも導入を進める。

・管理栄養士のパフォーマンス向上のためのN・Partnerシステムの拡充
生成AI等の最先端のテクノロジーを積極的に取り入れ、ヒトとシステムの最適な役割分担を追求する。ユーザーから信頼され、行動変容を促せる管理栄養士をより増やすことが出来るよう、システム面でのバックアップ体制を拡充する。

・食品流通ビジネスの構築
普段の食生活に気を遣うユーザーが、自分の健康状態や食の好みに合わせた最適な食品を、より手軽に購入できるような食品流通網をリアルとデジタルで構築する。リアルチャネルは提携する医療機関などから、デジタルチャネルはユーザー向けのLINEアプリの開発を通じて進める。
出典元:プレスリリース

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