リアライズ・イノベーションズとAsleep、日本でのスリープテック領域で協業

リアライズ・イノベーションズ株式会社は、AI(人工知能)を活用したスリープテックを提供する韓国のスタートアップ企業のAsleep Inc.と、日本国内でのスリープテック領域で協業することに合意したと発表した。

リアライズ・イノベーションズは、国内の企業向けにAsleepが提供するソリューションを販売するとともに、Asleepの技術支援を受けてヘルスケア関連のソリューションの開発などを行う。具体的には、Asleepの法人向けサービス「Sleeptrack Platform」とコンシューマー向けサービス「Sleep Routine」に連携するソリューションの開発を行い、さまざまな顧客に提供する予定だ。

昨今、日本の成人の5人に1人が慢性的な不眠を抱えているという調査結果があり、睡眠に関する悩みを持つ人は少なくないという。また、経済協力開発機構(OECD)の調査によると日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、OECDに加盟する30カ国で最下位となっているという。こうした背景から、日本の睡眠関連の産業と市場は年々成長しているとのことだ。リアライズ・イノベーションズは、AI技術を活用したソリューションの提供を進めており、近年はスリープテックに関するソリューションのラインアップを拡充するとともに、さまざまな企業との提携を進めている。Asleepは、スマホなどのマイクを通して収集した睡眠時の呼吸音・周辺音をベースに、睡眠解析に加えて睡眠段階の判定や無呼吸・低呼吸の疾患をリアルタイムで分析するソリューションを提供している。例えば、ヘルスケア関連のサービスを提供する企業がユーザーの睡眠を計測したり、健康経営を推進する企業が社員の健康状態の管理を行ったりする目的で、スマートフォンによる睡眠解析ソリューションの活用を希望する場合などに、Asleepの技術を活用したソリューションを提供する予定だという。
 
睡眠解析ソリューション イメージ
出典元:プレスリリース

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