靴挿入型IoT歩行ナビのAshirase、1.75億円の資金調達を実施

株式会社Ashiraseは、現株主であるQBキャピタルとリアルテックファンドの2社を引受先とした第三者割当増資により合計1.75億円の資金調達を実施したことを発表した。累計調達金額は約5.25億円になるという。

■資金調達の概要

今回の調達資金をもとに、2024年度夏頃に予定しております販売開始へ向けたチーム強化を進めるとともに、ハードウェアデバイスの開発と生産、専用アプリケーションのアップデートや新機能開発、マーケティング活動等より一層の取り組みを進め、移動価値の創出・向上に取り組んでいくとのことだ。

■資金調達の概要
調達金額:総額1.75億円
調達方法:第三者割当増資
引受先 :
リアルテックホールディングス株式会社が運営するリアルテックファンド4号投資事業有限責任組合
QBキャピタル合同会社、及び株式会社NCBベンチャーキャピタルが運営するQB第二号投資事業有限責任組合

■歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」について

■視覚障がい者が持つ単独歩行への課題
晴眼者は歩行時、8割の情報を目で取得していると言われているが、視覚障がい者は資格かでの情報取得が困難なためでは、多くの情報を聴覚、白杖操作、足の裏の感覚、匂いなど様々なインターフェースで取得し同時に処理して歩いてるという。
一方、何かに集中してしまうことで危険を察知できずに事故にあったり、曲がり角に気づかず道に迷ったりしてしまうとのことだ。
出典元:プレスリリース
■視覚障がい者向け歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」
あしらせは、足の甲などへ振動を与える靴挿入型デバイスとiPhone用アプリを用いた、視覚障がい者向け歩行ナビゲーションシステム。
足への振動インターフェースにより、視覚障がい者にとって非常に重要な聴覚や白杖操作の感覚を邪魔せずに誘導情報を伝え、単独歩行をサポートするという。
また、一度歩いた道を記憶するマイルート機能や、おすすめの店舗情報を詳細に確認することが可能な発話型AIスポット検索など、当事者のニーズ合わせた機能を搭載しているとのことだ。

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