LayerX、エンタープライズ企業のドキュメントワークを効率化する生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」をリリース。日本マイクロソフトと開発・営業で連携
2024/6/12
すべての経済活動のデジタル化を目指す株式会社LayerXは、AI・LLM事業部において、大規模言語モデル(LLM)を用いてドキュメントワークを効率化する、ノーコード・ノープロンプト生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」をリリースした。また開発・営業にあたっては日本マイクロソフト株式会社と連携。システム基盤には Microsoft Azure を活用し、セキュリティと柔軟性の両立を実現する。
■概要
Ai Workforce (エーアイ ワークフォース)
AIが実用化可能な精度を達成するには、業務・ユースケースごとにアルゴリズムをチューニングすることが、多くの場合必要である。Ai Workforceでは、「AIワークフロー」として、個別の業務に対応したアルゴリズムを構築できる。AIワークフローは様々なモジュールやプロンプトテンプレートを組み合わせることができ、LayerXのR&Dによるベストプラクティスが詰め込まれている。
■Ai Workforceのユースケースの例
- 銀行の融資稟議書の作成
- 決算・財務資料の読解と転記
- 医療分野の研究における、論文の横断的な分析・整理
Ai Workforceには今後、AIワークフローによる文書処理以外にも様々な機能・ユーザー体験を拡充していく予定である。
■日本マイクロソフトとの連携および Azure の活用について
特に、Ai Workforceは Azure OpenAI Service を活用しており、入力したデータが言語モデルの学習に使われることはない。また、Ai Workforceはクラウドサービスとしての提供だけではなく、お客様側の Azure 等のクラウド環境にセットアップすることも可能であり、お客様のセキュリティポリシーに柔軟に対応する。
さらに、Ai Workforceの展開においても、日本マイクロソフトの営業チームと連携。AI・LLM事業部の開発・サポート体制も強化しながら、エンタープライズ企業のデジタルトランスフォーメーションを支援していく。