北米で急成長中のストリーミングテレビ「FAST」が日本初上陸 「FASTチャンネル」が本日より先行サービス開始
2024/6/24
第一弾ラインナップではバラエティー豊かな10チャンネルが開設 テレビを流し見するように、自分好みの番組を楽しめる新感覚配信サービス
Contents
■コンソーシアム型 新・無料放送サービス
衛星放送など有料プラットフォームのビジネスモデルの基本であったプロバイダーから支払われる配信料金が存在せず、広告収入のみで成立する。そのため、映像コンテンツを持つ多くの事業者が参入障壁の低さから新たな収入源として注目するサービスとなっている。
従来のテレビ放送のように、チャンネルを選択するだけで番組が次から次へと流れてくるため、膨大な映像の中から見たい番組を探す労力を極力無くし、好きなジャンルの番組をSVOD(サブスクリプション・ビデオ・オン・デマンド)・定額制動画配信サービスとは違い、無料で気軽に楽しめる新たなサービスである。
BBMは日本初となる「FAST」に容易に参入できるシステムを開発し、映像コンテンツを持つ様々な事業者にコンソーシアム型サービス「FASTチャンネル」として提供を開始した。
「FASTチャンネル」の第一弾ラインナップには、チャンネルキュレーターにUUUMや名古屋テレビなど計10社を迎え、エンタメや子供向け、料理・旅行・健康など厳選されたジャンルの全10チャンネルを展開する。
今後は更にチャンネル数を増やし、より多様なジャンルの番組が楽しめるよう、様々な事業者とアライアンスを進めサービスを順次拡大する見通しである。
本格サービスに先駆けて先行サービス開始では、大阪ガスの「スマイLINK TV Stick」の新規加入ユーザーを対象に9チャンネルにてサービスを開始し、本格サービス開始後にチャンネル数を10チャンネル以上に増やし、GoogleTVやFireTV向けの「FASTチャンネル」アプリや、スマートフォンやPCでも視聴可能なWebサイトが加わる予定である。
FAST公式HP:https://fastv.jp
■「FASTチャンネル」と展開プラットフォーム
■「FASTチャンネル」の特徴と視聴方法
【スマートTVの画面イメージ】
【第一弾ラインナップ】
■今後の展望
近年利用者とチャンネル数を大きく伸ばしており、特にRoku Channelでは、従来の有料テレビプロバイダー最大手6社の加入者数の合計を上回る勢いである。
今後、日本国内で2024年6月〜2027年度中までの期間に、3,000万人のユーザー登録数を目指す。この数字は国内最大級の見逃し無料配信動画サービスTVer(ティーバー)のユーザー数約3,800万人に迫り、最短での達成を目指す。