大企業人事部の業務改革を推進 牧野正幸率いるパトスロゴス、シリーズAの資金調達を完了

株式会社パトスロゴスは日本を代表する銀行系ベンチャーキャピタル3社、及び既存株主を引受先とし、2023年8月に実施した資金調達と合わせて総額24.5億円の第三者割当増資を実施した。

本資金調達により、創業以来の累積資金調達額は37億円となります。

■引受先

・SMBCベンチャーキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:佐伯 友史)
・りそなキャピタル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:相原 直也)
・株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ(本社:福岡市中央区、代表取締役社長:吉田 泰彦)
・グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:堀義人)
・ジャフコ グループ株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:三好啓介)

■本資金調達の目的

パトスロゴスは2023年4月以来、HR共創プラットフォーム「PathosLogos」を中心に、人事給与サービス「Combosite」や他社のHR SaaSを組み合わせた統合人事システムの販売を大企業向けに推進しており、2024年6月時点でプライム市場上場企業や、数万名規模の企業を含む多くのお客様に採用され、合計11万IDを販売した。本資金調達は、財務基盤強化による製品開発体制及び販売体制の拡充を目的としている。また、今回出資いただいた金融グループ各社のネットワークを通じ、より多くの「繋がっていない」人事SaaSに課題意識を持っている潜在顧客にリーチする予定である。

■統合型ERPからのパラダイムシフトへ

出典元:プレスリリース
これまで、大企業の人事業務を効率化するにあたってはデータの一元化が必須要件だった。そのような背景から、データを一元化しながら業務を行うために、すべての機能を一つのパッケージに詰め込んだ、いわゆる統合型ERPが多くの大企業に採用されている。これらの統合型ERPは、一つのサービスでデータをつなぎながら利用できる反面、すべての大企業が利用できるように多機能となっており、その画面が複雑で使いにくい、特定の機能を利用するためには担当者の慣れが必要、など効率化と属人化の課題を抱えていたといえる。
パトスロゴスは、これらの課題に立ち向かっている。「日本企業のバックオフィスのDXを推進し、コーポレート部門に必要な創造性の時間を創出する」をミッションに、エンタープライズ企業が様々なSaaSを組み合わせて人事業務のデジタルトランスフォーメーションを推進するために製品開発を実施している。

■HR 共創プラットフォーム 「PathosLogos」

企業が利用する各種人事SaaSに分散しているデータを標準化した上で集約し、一元管理することを可能とするプラットフォームである。本プラットフォームを導入することにより、便利で使いやすい様々な人事SaaS製品を活用しつつ、人事部門にて人的資本経営に必要となる統合的なデータ分析も実現する。
出典元:プレスリリース

■人事給与SaaS「Combosite」

エンタープライズ企業に求められる高度な人事給与の計算・確認業務を支援するサービスである。大企業に必要な中心機能のすべてを網羅しつつ、効率性と利便性向上を促進する。

これまで統合型サービスが抱えてきた複雑性の課題に対して立ち向かい、日本の大企業の戦略的人事の加速を後押しする。
出典元:プレスリリース

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