【2024年版最新】どれが人気!?デザイン系AIの認知率・普及率に関するアンケート結果まとめ
2024/7/25
合同会社田島デザインは業界全体のトレンドを把握するために、デザイン系AIツールに関する認知率と普及率についてアンケート調査を実施した(2024年6月)。
Contents
- ■調査について
- ■調査結果の要約
- スクリーニング調査(n=5,000)
- 本調査(n=298)
- ■アンケート調査結果(スクリーニング調査 n=5,000)
- 調査概要
- AIツールの利用頻度
- AIツールの利用頻度(年齢別)
- AIツールの利用頻度(職業別)
- AIツールをよく利用している職業ランキング
- 月に1回以上利用するAIツール数
- 月に1回以上利用するAIツール数(年齢別)
- 月に1回以上利用するAIツール数(職業別)
- 1ヶ月間での「AIツールへの課金額」
- 1ヶ月間での「AIツールへの課金額」(年齢別)
- 1ヶ月間での「AIツールへの課金額」(職業別)
- ■本調査
- 調査概要
- 汎用・デザインツールの認知率・利用率
- 画像/グラフィック系AIツールの認知率・利用率
- 資料系AIツールの認知率・利用率
- Web系AIツールの認知率・利用率
- 動画系AIツールの認知率・利用率
- 今後のAIツールへの課金意向
- 今後のAIツールへの課金意向(詳細)
■調査について
※各調査の概要については、本記事の末尾に記載している。
詳細:https://tajima-d.com/columns/design_ai/
■調査結果の要約
スクリーニング調査(n=5,000)
・毎日AIツールを使っている割合が一番多い職業は「デザイナー」
・「デザイナー」でAIを毎日利用している割合は20%以上
・AIツールに有料課金している人は全体の7%
・有料課金率が最も高かったのは20代で、「20,000円以上」と回答している比率も最も高い
本調査(n=298)
・汎用系AIツールの中で最も利用率が高いのも「ChatGPT」(48.7%)
・画像/グラフィック系で最も認知率が高いのは「Midjouney」(30.2%)
・画像/グラフィック系で最も利用率が高いのも「Midjouney」(24.2%)
・資料系で最も認知率が高いのは「Ganma」(36.6%)
・資料系で最も利用率が高いのも「Ganma」(31.9%)
・web系で最も認知率が高いのは「Create.xyz」(25.2%)
・web系で最も利用率が高いのは「tl;draw」(22.8%)
・動画系で最も認知率が高いのは「DomoAI」(27.2%)
・動画系で最も利用率が高いのも「DomoAI」(23.8%)
・AIツールへの課金額を増やす意向の割合が40.3%、減らす意向の割合が25.8%
・現状無料の範囲で利用している人の半数程度は課金意向あり
■アンケート調査結果(スクリーニング調査 n=5,000)
調査概要
AIツールの利用頻度
「ほとんど利用しない」と「使用したことない」という回答を合わせて85%程度が、普段の生活でAIツールを使用していないという回答だった。残りの15%の方は月に数回以上使っており、毎日の方は3.3%という結果だ。
AIツールの利用頻度(年齢別)
年齢別にみてみると、年齢が上がるにつれて利用頻度が下がる傾向にあった。わずかではありますが、30代よりも40代の方が利用頻度が高い結果だった。
AIツールの利用頻度(職業別)
AIツールをよく利用している職業ランキング
月に1回以上利用するAIツール数
月に1個以上AIツールを利用する方は「25%」という結果だった。2個以上を合計すると約15%程度と、「月数回」と回答した方のボリュームに近くなる。
月に1回以上利用するAIツール数(年齢別)
年齢別にみてみると、年齢が上がるにつれてAIツールの利用個数も下がる傾向にあった。しかし、30代よりも40代の方が利用個数が高いという結果もあった。
また、月1個以上利用している(灰色以外の色がついている)利用者を100とした時に、若い世代の方が「複数以上AIツールを使っている」割合が高くなる傾向にある。
月に1回以上利用するAIツール数(職業別)
職業別にみると、PC作業が多い職業の方が利用頻度が高い傾向にあった。エンジニアが想像よりも低い点が意外な結果だ。
デザイナーは比較的AIツールの利用数が多く、6ツール以上使ってる方が25%以上いる。
1ヶ月間での「AIツールへの課金額」
2024年5月の1ヶ月間での「AIツールへの課金額」を調査したところ、「利用していない76.4%」と「無料の範囲で利用している16.6%」の合計93%の方がAIツールに課金していないことがわかった。
有料課金している人は全体の7%となった。
1ヶ月間での「AIツールへの課金額」(年齢別)
年齢別に見てみると、10代は「無料の範囲で利用している」の比率が多く、有料課金者は全体7%となった。一番有料課金率が高かったのは20代で、「20,000円以上」と回答している比率も最も高い結果となった。
1ヶ月間での「AIツールへの課金額」(職業別)
職業別にみると、PC作業が多い職業の方が課金額が高い傾向にある。しかし、一方で「無料の範囲で利用している」と「有料課金」の比率は職業によって傾向が異なる。たとえばカスタマーサポートは、「無料の範囲で利用している」と回答した数に対して、有料回答者の比率が高い結果となった。
■本調査
調査概要
汎用・デザインツールの認知率・利用率
生成AIブームの火付け役でもあるChatGPTの認知率は56%、利用率は48.7%という結果だった。
画像/グラフィック系AIツールの認知率・利用率
画像/グラフィック系AIツールについては、Midjourneyが30.2%と最も認知率が高い結果となった。また、普及率も24.2%とともに1位という結果だった。
資料系AIツールの認知率・利用率
資料系AIツールについては、Ganmaが36.6%と最も認知率が高い結果となった。また、普及率も31.9%とともに1位という結果だった。
日本発の「イルシル」については、認知率32.6%・普及率28.5%と「Ganma」に次いで2番目という結果となった。
Web系AIツールの認知率・利用率
Web系AIツールについては、「Create.xyz」が25.2%と最も認知率が高い結果となった。 一方普及率については「tl;draw」が22.8%とともに1位という結果だった。
動画系AIツールの認知率・利用率
動画系AIツールについては、DomoAIが27.2%と最も認知率が高い結果となった。また、普及率も23.8%とともに1位という結果だった。
今後のAIツールへの課金意向
AIツールへの課金額について、「2024年5月にいくら支払いましたか」、「今後いくらまで課金できますか」の回答を比較し、課金額の増減について集計した。