中国ビッグデータ&AIサービス「GREAT WALL」リリース KENTOSHI株式会社

「彼を知り、己を知れば、百戦殆からず」 - これまで情報が取れないと言われてきた中国のビッグデータについて、WEB・SNSの全量データをAIでリアルタイムに取得・分析・活用するサービスをスタート

日中間をはじめとする越境EC・インバウンド事業を手掛けるKENTOSHI株式会社が、中国ビッグデータ&AIサービス「GREAT WALL」をリリース。これまで情報が取れないと言われてきた中国のビッグデータについて、WEB・SNSの全量データをリアルタイムに取得することで可視化を実現。中国向けのリサーチ・マーケ戦略立案から、越境EC・インバウンドのプロモーションまで、データドリブンのアプローチが可能になった。これまで中国向けのビジネスでは、次のような問題点がボトルネックとして挙げられてきた。

1. 情報不足 - 市場、消費者に関するデータ不足や持ち出し制限などの規制
2. SNS運営 - どのSNSを運営すべきか、配信コンテンツ、フォロワー増加方法の不明瞭さ
3. ターゲティング - 約15億人いる市場の中で、例えば富裕層や訪日層にどうリーチするか
4. 炎上リスク - 市場の大きさと背中合わせでの炎上リスク、法規制や歴史問題まで

これらの問題点を解決すべくKENTOSHIでは、主に下記のデータを活用し、中国のAIテクノロジーカンパニーと共に日本向けにローカライズしたビッグデータ&AIサービス「GREAT WALL」を提供する。

• インターネットユーザー約11億人の全量データをリアルタイムに取得
• 中国の主要SNSからAPI連携によりデータを受領
• デイリーで5億件のテキスト及び3.3億件の画像・動画データを集積し、1,000億件以上のデータベースを構築

上記の膨大なビッグデータを、自然言語処理、クロスモデル検索、ナレッジグラフなど6つの機能エンジンで情報処理を行った上で、次の4つのサービスを具現化する。

■データインサイト

特定のキーワードに関して、全量データからSNS、アプリ、Webにおける掲載及び口コミ件数を検知。媒体別シェア表示、件数比較、ポジネガ分析、タグクラウドまでを一括生成し、中国市場向けマーケティングの戦略立案に寄与する。
出典元:プレスリリース
業界ごとの口コミ量推移、SNS、キーワード、ブランド別エンゲージメント数、口コミ比較、国、アイテム、価格別統計、芸能人、インフルエンサー、ターゲット情報などのレポートを自動生成する。
出典元:プレスリリース

■ AIライティング

データ分析によって得られた市場・消費者・競合等の情報に基づき、自社に関連するキーワードを入力するだけで、発信先のSNSに合わせた最適なコンテンツ・記事を自動生成。随時編集と補正をかけることで、迅速に原稿を完成させることが可能になる。クリエイターにインスピレーションを、優れたライターにスマートアシスタントを提供する。
出典元:プレスリリース

■データAD

SNS上のホットワードランキング、リアルタイムトレンドも踏まえたプランニング。デモグラ情報に加え、SNS内アクションから潜在顧客データを自動収集、15億人の中からニーズのあるターゲットを選び出し、ピンポイントにリーチするスマートグループターゲティング機能、自動投稿及びLP誘導、レポーティングまでを実現する。
出典元:プレスリリース

■AI校正

自然言語処理、ナレッジグラフ、画像認識技術を活用、多言語対応を含め100億回超のトレーニングを実施し、エラー発見から修正までを自動実行するスマート校正ソフトウェア。特定ジャンルにおいてChat GPTの性能を2~3割上回るレベルに到達し、テキスト、画像・動画の校正に対応、リスクジャンル識別、17以上の業界横断型の広告法対応により、中国市場における炎上リスクを最小限にする。
出典元:プレスリリース

■活用事例

• 政府機関: 北京、上海、瀋陽等で行ったビジネスカンファレンスに投資家をピンポイントに集客。地域別、職業別のターゲティングと共に時間帯分析及び最適化を行うことで、費用対効果の高い誘客に成功。
• アパレルブランド: 業界横断型で主要プレイヤーがSNSにて配信しているコンテンツのジャンルを分類して比較。全量データからのインサイト分析、シーズンごとの口コミデータ比較等によりマーケ戦略を立案し、キャンペーンによって大幅な利益創出を実現。
• メディア: 主要SNSにおいて、日々大量のニュース記事を配信するに当たり、誤字脱字、不適切表現を網羅的に発見して修正することで正確性・適法性を担保。ウィークリーで150万文字超のボリュームを全て校正することで、炎上を防止。
その他、日本の都道府県庁レベルでも、インバウンドプロモーションについての導入も開始されている。

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