株式会社SasaeL、生成AIを活用したクラウド統合型校務支援システム「SasaeL 校務」を開発、無償トライアル提供を開始

株式会社SasaeLは、生成AIを活用したクラウド統合型校務支援システム「SasaeL 校務(ササエル校務)」を開発し、自治体向けに2025年度「無償トライアル」提供を開始する。生成AIの活用、周辺サービスとのデータ連携をはじめとするテクノロジーの力と、シンプルなデザインや操作性など先生目線での「本当に使いやすい」サービスの追求により、学校現場における働き方改革を支援し、次世代の校務DXを推進する。

■「SasaeL 校務」の開発背景

“日本の先生は世界一忙しい”とも言われており、学校現場における「働き方改革」は、文部科学省が掲げる「次世代の校務DX」における重要テーマの一つである。同省はデジタル行財政改革会議において、「生成AIを校務で活用する学校を2025年度中に50%にする」「クラウド環境を活用した校務DXを積極的に推進している学校を2026年度中に100%にする」といったKPIを提示しており、生成AIをはじめとする最新技術の校務への導入、そして活用による先生の業務削減・効率化は喫緊の課題であるといえる。
一方で、多忙な学校現場に新たな取り組みを導入することは容易ではない。最新技術を、ワンストップで、かつ学校現場の先生方にとって使いやすいサービスとして届けることで、すべての先生が校務DXによる働き方改革を実現できる毎日を目指し、SasaeLではクラウドの統合型校務支援システムに生成AIを活用した「SasaeL 校務」を新たに開発した。

■「SasaeL 校務」の特長

• 生成AIによる校務サポート
生成AIを活用した文章作成、授業計画のたたき台など校務を支援するAIアシスト機能を提供する。AIを活用することで先生の業務効率化と負担軽減を推進する。文部科学省が設定しているKPI「生成AIを校務で活用する学校を2025年度中に50%にする」の活用促進を支援する。
※本サービスは文部科学省の「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」等、国の方針に準拠し開発する。
出典元:プレスリリース
• 使いやすいUI/UX
直感的に操作できるシンプルで使いやすいUI/UXを提供する。ユーザーの操作負担を軽減し、誰でも簡単に利用できる設計となっている。既存の校務支援システムを利用している先生方から上がった、「たくさん機能があって使い方が覚えられない、操作方法が複雑・分かりにくい」などの現場の声を反映する。
• データ連携による横断的データ利活用
「SasaeL 校務」を中心に学習系データなど周辺ツールと連携しデータを収集。収集されたデータはダッシュボードで可視化され、横断的な分析も可能になる。また、シングルサインオン(SSO)やスムーズな名簿連携を実現できる国際技術標準「OneRoster®」に対応する。
※今後の連携イメージです。

※今後の連携イメージです。

出典元:プレスリリース
• ダッシュボード機能
学校経営、学級運営、教育政策に必要な情報を自動で集計、分析、可視化するダッシュボード機能を搭載する。また客観的なデータを基に、システムが通知やアラートにより問題・課題の早期発見につなげる機能も搭載予定である。ダッシュボードは、クラウドツールの増加やデータ連携・利活用する上で重要な役割を果たす。
出典元:プレスリリース
• 小学館「みんなの教育技術」との連携
教師向け教育情報メディア「みんなの教育技術」(運営:小学館 教育編集室)と連携し、雑誌創刊以来長年にわたって蓄積してきた先生のための膨大なコンテンツを「SasaeL 校務」に活用する。授業アイデア、学級経営、学校行事、所見文例など先生に役立つ情報を「SasaeL 校務」から取得できるようにすることで、現場の先生を支援する。

■「SasaeL 校務」の主な機能

統合型校務支援システムとして必要な機能を搭載する。
※機能は2025年度リリース時から段階的な搭載を予定。
出典元:プレスリリース

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