トモイク株式会社、中央大学の共同研究にて 「AI保育士」が母親の子育て疲労感を軽減することを確認〜日本心理学会第88回大会にて発表〜
2024/9/12
トモイク株式会社は「AI保育士」を活用し、母親の育児不安低減を目的としたプラットフォームの開発「エビデンスに基づく育児支援環境」の実証実験を中央大学と共同で行った。
■共同研究の目的
■実験概要
*潜在保育士:保育士の資格を持っていて、現在保育士の職に就いていない方
■検証結果
サービスの利用前中後で、AI保育士の発話頻度が多いグループまたは潜在保育士の発話頻度が多いグループにおいて、母親の情緒的消耗感(母親であることへの疲労感)が減少した。また、AI保育士の発話頻度が多いグループでは、母親であることへのうんざり感も減少した。この結果は、2024年9月8日に日本心理学会第88回大会にて発表された。
2. AI保育士に対して
AI保育士の品質に対する母親からの評価は総じて高く、75%が「かなり良かった」「良かった」と回答した。AI保育士の良い点としては「返信の速さ」を挙げる方が多く、育児・家事・仕事等に追われてまとまった時間が取れない母親が自分の都合に合わせて気軽にAI保育士に相談でき、AI保育士がすぐに返信する点が高く評価された。
母親の声(一部抜粋)
- 呼びかけた時にすぐに返事がくるのは良い。
- 人から聞くと返信しなきゃとプレッシャーになるが、AIだと思うと気が楽で気軽に質問できていい。
- 回答の最後に育児するママたちを応援しているというメッセージが何度もあり、嬉しかった。
3. 潜在保育士に関して
母親からの潜在保育士への評価は、75%が「かなり良かった」、20%が「よかった」と回答した。母親が潜在保育士を評価したポイントは、専門的かつ具体的なアドバイスをしてくれる点と親身に話を聞いてくれる点であった。AI保育士が的確な情報を素早く提供するのに対し、潜在保育士は自分の経験を盛り込んだ具体的な情報を提供しており、この点が高評価に繋がった。