Today's PICK UP

第5世代移動通信システム(5G)の主要機能や展望をまとめて解説

第5世代移動通信システムの普及が進んでいますが、まだ利用できるエリアは限定的です。今回は、第5世代移動通信システムがどのような性能を持っているのか、移動通信システムの歴史、第5世代移動通信システムの将来展望などについて説明します。

第5世代移動通信システム(別名、5G)とは

近年の目まぐるしい情報通信技術の発展により、2020年から各大手キャリアで「第5世代移動通信システム(5G)」のサービス提供が開始されました。そもそも5Gは「5th Generation」を省略して表現したもの。従来の第4世代通信システム(4G)に次いで開発された通信規格のことを言います。

しかし、第5世代移動通信システムは、まだ利用できる範囲が限定されており、人々の日常生活に幅広く普及しているとは言えない状況。そのため、「第5世代移動通信システムについてよくわからない」という人はまだ多いようです。そこで今回は、第5世代移動通信システムの主要性能や移動通信システムの歴史、第5世代移動通信システムの将来展望について詳しく説明します。

第5世代移動通信システムの特徴や仕組み

第5世代移動通信システムには、以下の3つの主要性能があります。

●高速・大容量
●低遅延
●多数端末接続

この言葉だけ聞くと、第5世代移動通信システムがどのような性能を持っているかイメージしづらいかもしれません。しかし、それぞれがどのような特徴を持っているかを知っておけば、第5世代移動通信システムの性能の高さを理解できるでしょう。ここからは。第5世代移動通信システムの主要性能について、詳しく説明します。

高速・大容量

1つ目は、高速・大容量であること。

第5世代移動通信システムは、4Gよりも膨大なデータを超高速で通信できます。従来の第4世代移動通信システムの通信速度が100Mbps~1Gbpsであることに対して、第5世代移動通信システムでは理論値でも20Gbpsの通信速度になると言われているのです。これは、第4世代移動通信システムの20~100倍にもなり、第5世代移動通信システムが圧倒的な速度で通信できることをイメージできるでしょう。

さらに、第5世代移動通信システムは、4Kや8Kといった大量のデータ量が必要な通信もスムーズにおこなえるのが特徴。従来は、データを送受信するだけでもかなり時間を要してしまい、うまくストリーミング再生できないというケースが多いです。また、映画のような大容量コンテンツをダウンロードしようと思っても、それなりに時間が必要になってしまいます。第5世代移動通信システムを利用すれば、これらの通信もスムーズにおこなえるため、今まで以上に高品質なコンテンツを気軽に楽しめるようになると期待されているのです。

低遅延

2つ目は、低遅延であること。

第5世代移動通信システムでは、通信遅延が1ミリ秒以下、つまり0.001秒以下になると言われており、限りなくリアルタイムに近い通信ができるとされています。これは第4世代移動通信システムの1/10程度であり、通信遅延によるストレスが少なくなるだけでなく、データ通信への信頼性も高まるようになります。

それだけで低遅延の通信ができると、離れた地域からでも、まるで現地にいるかのような感覚でIoT機器を利用できます。移動の時間や費用を抑えながら遠隔地とのコミュニケーションや機器の操作ができれば、日常生活や経済的な効率性が大幅にアップするでしょう。

多数端末接続

3つ目は、多数端末接続ができること。

第5世代移動通信システムが利用できると、基地局1つあたりが接続できるデバイス数が、1平方キロメートルあたり100万台にもなると言われています。これは、第4世代移動通信システムよりも30~40倍程度とされており、インターネットに接続できるIoT機器が圧倒的に多くなるのです。

すでにインターネットに接続しているIoT機器は、スマートフォンやタブレットなどが多く、パソコンに限定されなくなっています。今後はエアコンや照明器具、テレビや冷蔵庫といった幅広い家電製品もインターネットに接続されると言われていることから、第5世代移動通信システムが普及すれば、さらに生活が便利になるでしょう。また、信号機や標識といった社会インフラも、インターネットに接続されるようになると考えられています。社会全体に第5世代移動通信システムが普及すれば、より暮らしやすい社会を築けるでしょう。

移動通信システムの歴史

第5世代移動通信システムが登場するまでには、さまざまな通信システムの革新が繰り返されてきました。移動通信システムの世代が変わることで時代がどのように変化したのかを知っておけば、移動通信システムについてさらに理解を深めることができるでしょう。

ここからは、移動通信システムの歴史について詳しく説明します。

第1世代移動通信システム

第1世代移動通信システムは、1980年代から普及した通信技術。これまでは、移動通信の手段として自動車から電話をかけることが一般的でした。しかし、1985年に誕生したショルダーホンによって、自動車から離れていても通話ができるようになりました。当時の機種は重量が3kgもあったので、文字通り肩にかけて持ち運びや通話をしていたのが特徴です。

1987年になると、NTTが携帯電話サービスを提供開始しました。重さは900g程度、体積は900ccもありましたが、肩にかけて電話を持ち運ぶ必要性がなくなったのが大きな変化です。

そんな第1世代移動通信システムは、音声を電波に乗る方法に変換して通信するアナログ方式。利用できる機能は音声通話のみで、通信距離や通信品質の悪さが課題となったため、各通信会社はデジタル方式の通信システムを急いで開発するようになりました。

第2世代移動通信システム

第2世代移動通信システムは、1990年代から普及が始まった通信技術。通信方式がアナログからデジタルに変わったのが大きな特徴です。データ通信を手軽におこなえることから、音声通話だけでなく、メール送信やインターネット閲覧もできるようになりました。着信メロディーや着信画面のダウンロード、地図提供サービスやモバイルバンキングといった移動通信をおこなう人に向けたサービスが急速に普及したのも印象的です。

特に人気となったのはNTTドコモが提供する「iモード」。ほかにも、現在のKDDIであるDDIセルラーグループが提供する「EZweb」や現在のソフトバンクであるJ-フォンが提供していた「J-スカイ」も人気を集めました。ただ、通信速度が遅かったり、データ量の重いコンテンツをスムーズに送受信できなかったのが難点。さらに快適に通信できる仕組みづくりが求められたこともあり、高速通信の開発を急ぐようになったのです。

第3世代移動通信システム

第3世代移動通信システムは、2000年代から普及した通信技術。第2世代移動通信システムでは実現できなかったような速度で通信できるようになったため、より大容量のコンテンツが急速に普及したのが特徴的です。その通信速度は最大14Mbpsにもなり、これまで利用していた各種コンテンツがスムーズにダウンロードできるようになっただけでなく、「着うた」などの音声コンテンツもスムーズに利用できるようになりました。

また、第3世代移動通信システムは、これまでは実現できなかった海外での利用を可能にしたことも特徴。国際基準の移動通信システムが普及したことによって、通信技術を利用して世界中の人々とつながれるようになったのも印象的です。

第4世代移動通信システム

2010年代になると、さらなる高速通信を可能にする第4世代移動通信システムが登場しました。これまでは自宅に有線でインターネットを接続しなければ実現できなかった高速通信も、第4世代移動通信システムが登場することによって、移動中に高速通信を利用したコンテンツを楽しめるようになったのです。

特に普及したコンテンツが、ゲームや動画といったデータ容量の多いもの。外出先でもこれらのコンテンツをスムーズに楽しめるようになったので、スマートフォンやタブレットが急速に普及したのです。2010年代後半にかけて基地局の整備が日本全国幅広いエリアに整備されたので、これまでは第4世代移動通信システムの電波が届かなかったようなところでも、快適にインターネットを楽しめるようになりました。

第5世代移動通信システム(5G)導入のメリットや将来展望

今後、第5世代移動通信システムが日本の幅広いエリアに普及すれば、私たちの日常生活や社会システムが大きく変化すると予想されています。たとえば、以下の6つのような例があります。

●多視点からスポーツ観戦を楽しめる
●自動運転で事故や渋滞を減少させられる
●高精細映像を用いた遠隔手術が可能になる
●柔軟な働き方に対応できる環境が整う
●没入感の高いVRやARを楽しめる
●IoT技術がより進化する

第5世代移動通信システムが、これらの場面で具体的にどのように機能するかを知っておけば、移動通信システムの変化に柔軟に対応できるようになるでしょう。ここからは、第5世代移動通信システムの将来展望について、詳しく説明します。

多視点からスポーツ観戦を楽しめる

1つ目は、多視点からスポーツ観戦を楽しめるようになること。

従来の通信技術では、所定のアングルからでしかスポーツ観戦を楽しめませんでした。しかし、第5世代移動通信システムが普及すると、スポーツ会場のさまざまな場所にカメラを設置して、そこからリアルタイムで試合の様子を中継できるようになります。スポーツ選手にカメラを搭載できれば、選手の視点でもスポーツ観戦を楽しめるため、スポーツをさらに臨場感あるものとして体感できるでしょう。

人によっては、試合中ずっと注目していたい選手もいます。第5世代移動通信システムを利用すれば、好みの選手を選ぶことで、その選手の様子を試合中ずっと追いかけることが可能。気になる選手がベンチにいるときにどう過ごしているのか、試合中にボールを持っていないときはどのような行動をしているのか、といったことも把握できるので、オリジナリティあるスポーツ観戦を実現できるでしょう。

自動運転で事故や渋滞を減少させられる

2つ目は、自動運転で事故や渋滞を減少させられること。

自動運転にもさまざまな段階がありますが、第5世代移動通信システムを利用できるソフトウェアを自動車に搭載すれば、より安全な自動運転が可能になると言われています。たとえば、周囲の車の移動状況や距離感をリアルタイムで監視し、危険が迫っているようであれば事前に回避するようにドライバーに通知するといったことが考えられます。周囲の交通状況に応じた最適ルートをリアルタイムで検出できれば、渋滞を減少させるだけでなく、効率的な移動を実現することも可能です。

自動車だけでなく、歩行者のスマートフォンや信号機、標識や橋など、あらゆる機器がリアルタイムで接続すれば、より幅広い角度から安全な交通社会を築けるようになるでしょう。

高精細映像を用いた遠隔手術が可能になる

3つ目は、高精細映像を用いた遠隔手術が可能になること。

第5世代移動通信システムが普及すれば、離れた場所からでもリアルタイムに手術用の機器を操作できるようになります。4Kや8Kといった高精度の映像を見ながら、データ遅延をほとんど感じることなく手術を進められるので、まるで現場で手術をしているかのような感覚で治療を進められるでしょう。

また、第5世代移動通信システムを活用すれば、モニターには患者情報や手術の手順、過去の症例をAIで分析した結果などをリアルタイムで表示することも可能になります。手術中のリスクを最小限に抑えて治療を進められるので、より安全な医療技術が発展するでしょう

柔軟な働き方に対応できる環境が整う

4つ目は、柔軟な働き方に対応できる環境が整うこと。

近年求められている働き方改革の推進も、第5世代移動通信システムが普及すればさらにスムーズに進むと言われています。たとえば、リアルタイムの通信によって、オンライン会議がまるで対面しているかのように進められたり、社内データと連携させながら自宅で作業できたりするといったことが想定されます。

出社することなく自宅で勤務できれば、育児や介護などで自宅を離れられないという人でも、空き時間を利用して生産性の高い仕事をすることができるでしょう。

没入感の高いVRやARを楽しめる

5つ目は、没入感の高いVRやARを楽しめること。

VRやARは従来の通信技術でも利用されていますが、第5世代移動通信システムが普及することによって大幅にコンテンツの質が高まると言われています。たとえば、コンサート会場やスタジアムに足を運んだかのような感覚でエンターテイメントを楽しんだり、目の前のテーブルにスタジアムが表示されて、すべての選手の動きをボードゲームをしているかのように俯瞰できるといったことが考えられます。

より没入感の高いコンテンツを楽しむことによって、毎日の暮らしがさらに充実したものになるでしょう。

IoT技術がより進化する

6つ目は、IoT技術がより進化すること。

身の回りのさまざまな「モノ」がインターネットに接続することを表すIoTは、現在でもスマートフォンやタブレットを代表として普及が進んでいます。しかし、第5世代移動通信システムが一般化すれば、インターネットに接続できるモノはさらに増えるといわれているのです。

たとえば、家庭内のプランターの土の状況や苗の生育状況をスマートフォンでリアルタイムに把握したり、居室内の温度や湿度の変化をスマートフォンで把握しながら空調を調節するといったことが可能になります。ビジネスにおいても、リアルタイムで在庫管理をしたり、顧客のニーズを把握して柔軟に運営方法を変化させられるので、より効率的に売上を出せるようになるでしょう。

第5世代移動通信システム(5G)の課題とデメリット

さまざまなメリットが叫ばれる第5世代移動通信システム(5G)ですが、課題やデメリットはないのでしょうか? 現在、指摘されている問題点について、解説します。

インフラ整備が構築できていない

現在、主流の4Gは基地局の整備が進み、全国津々浦々で4Gの高速通信が利用できる環境が整っています。同様に5Gの通信網を全国で利用するためには、改めて専用の設備を設置する必要があります。4Gの設備をそのまま流用することはできません。したがって、5Gの通信網が整備されるまでは、利用できる地域が限られ、どこでも利用できる環境にはありません。利用者の多い、都市部から準備、環境が整っていくため、全国的に利用できるようになるまでには、まだ時間がかかることが予想されます。

第5世代移動通信システム(5G)に対応する端末が少ない

第5世代移動通信システム(5G)を利用するためには、対応する専用の端末を手に入れる必要があります。そのため、まだ利用できる端末が少ないのがデメリットです。とくに年々、スマホの価格は高騰しており、最新モデルが登場しても、すぐに買い換える人は少なくなっています。利用者が少なければ、5Gに関連するビジネスも盛り上がりません。せっかく登場した5Gですが、その通信速度の速さや遅延の少なさといったメリットを最大限に享受できるサービスやコンテンツが十分に出揃うまでには、まだ時間がかかると言えます。

セキュリティリスクが懸念されている

米・アイオワ大学とパデュー大学の研究チームは、4Gが持っていた①端末の位置が特定されやすい ②通話やショートメールが傍受しやすい といったセキュリティの脆弱性を5Gは克服できていないと指摘しています。この指摘に異議を唱える研究者もおり、また総務省でも5Gのセキュリティ対策を検討していると言われているため、将来解消される見込みはあります。ただ現時点でセキュリティへの懸念があることは知っておくべきでしょう。

第5世代移動通信システムの普及と発展に期待しよう

ここでは、第5世代移動通信システムがどのような性能を持っているのか、移動通信システムがどのような歴史を歩んできたのか、第5世代移動通信システムの将来展望について説明しました。

第5世代移動通信システムが社会の幅広いエリアに普及するまでにはしばらく時間がかかりそうですが、新しい移動通信システムが私たちの日常生活にどのような影響を及ぼすかを事前にイメージしておくことは大切です。ここで説明した内容を参考にして、時代の変化に適応できるような知識を身につけておきましょう。

人気記事

新社長はベイシアをどう「尖らせる」のか。ベイシア社長 相木孝仁氏に立教大学ビジネススクール田中道昭教授が迫る【前編】

新社長はベイシアをどう「尖らせる」のか。ベイシア社長 相木孝仁氏に立教大学ビジネススクール田中道昭教授が迫る【前編】

ホームセンターのカインズにワークマン、東急ハンズなどをグループ会社に持つベイシアグループ。その中核をなすのが東日本をメインに展開する食品スーパー大手のベイシアです。広大なワンフロアの店舗で地域住民のニーズに応える圧倒的品揃えと価格を実現し、その動向は常に業界内での注目を集めています。今回の対談では、立教大学ビジネススクールの田中道昭教授と、今年7月にベイシアの新社長に就任された相木孝仁氏の二人が、新体制となったベイシアの独自戦略について意見を交わします。 前編は相木社長の経歴と社長就任までの経緯、ベイシアグループが標榜する「ハリネズミ経営」、高品質なプライベートブランド(PB)の開発および販売戦略、今後の出店戦略などについてお話をうかがいます。

変革を求められる小売業界。「スーパーを超えていく」ベイシアの小売DX戦略とは。ベイシア新社長 相木孝仁氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【後編】

変革を求められる小売業界。「スーパーを超えていく」ベイシアの小売DX戦略とは。ベイシア新社長 相木孝仁氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【後編】

ホームセンターのカインズにワークマン、東急ハンズなどをグループ会社に持つベイシアグループ。その中核をなすのが東日本をメインに展開する食品スーパー大手のベイシアです。広大なワンフロアの店舗で地域住民のニーズに応える圧倒的品揃えと価格を実現し、その動向は常に業界内での注目を集めています。今回の対談では、立教大学ビジネススクールの田中道昭教授と、今年7月にベイシアの新社長に就任された相木孝仁氏の二人が、新体制となったベイシアの独自戦略について意見を交わします。 後編は相木社長が抱く野望と「メガSPA & DX小売」の概要、ベイシアが従業員に求めるオーナーシップのあり方、そして小売DXの中核を占めるネットスーパーとeコマース戦略についてお話をうかがいます。

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに迫ります。前編では「EV先進国」の名を欲しいままにしているその理由を、国の政策や技術の面から探ってきました。後編となる今回は、自動車産業に参入してきた新興メーカー3社を紹介するとともに、日本の立ち位置の考察、中国が抱える課題を話題に進めていきます。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

【記憶力は才能でも努力でもない】AIで記憶の定着を助けるアプリ「Monoxer」で日本の教育が変わる

【記憶力は才能でも努力でもない】AIで記憶の定着を助けるアプリ「Monoxer」で日本の教育が変わる

問題を解くことで記憶の定着化を図るアプリ「Monoxer(モノグサ)」。これまで必死に書いたり読んだりすることで闇雲に覚えていた学習を、よりスマートに記憶化させるということで、小中学校から高校、大学、専門学校、さらには塾、社会人教育など幅広い場に導入されています。AIがその人のレベルに合った問題とヒントを出してくれて、定着した後も定期的な反復練習で忘れることを防いでくれます。Monoxerを導入することで学習のスタイルはどう変わるのか? モノグサ株式会社の代表取締役 CEOを務める竹内 孝太朗氏に、記憶と学習の関係についてさまざまな視点からお話を伺いました。

【徹底解説】「X to Earn」とは何か。誰もがゲームや遊びで稼げる時代は来る!? DEA創業者に聞く<前編>

【徹底解説】「X to Earn」とは何か。誰もがゲームや遊びで稼げる時代は来る!? DEA創業者に聞く<前編>

YouTubeに代表される動画投稿サイトなど、個人が発信することのできるツールの出現により、好きなことをして稼ぐための選択肢は増えています。そして現在、ゲームや徒歩、勉強さらには睡眠をするだけで稼ぐことのできる「X to Earn」というムーブメントが生まれつつあります。「ゲームで遊んで稼ぐ」なんてことが本当に可能なのか? 多くの人が抱える疑問について今回お答えいただくのは、Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.(以下、DEA)のFounder & Co-CEOの山田 耕三氏。インタビュー前編では「X to Earn」の仕組みと種類、今後の可能性など、未だ発展途上の新しい経済圏について根ほり葉ほりお話を伺いました。

マンガアプリ世界NO.1。急成長市場の覇権を握る「ピッコマ」の戦略

マンガアプリ世界NO.1。急成長市場の覇権を握る「ピッコマ」の戦略

8万以上タイトルの人気マンガやノベルを取り扱い、累計ダウンロード数は3,000万を超える電子マンガ・ノベルサービスの「ピッコマ」。サービス開始は2016年4月という後発ながら、23時間待てば一話を無料で読める「待てば¥0」サービスを他社に先駆けて導入するなど、新しい試みを積極的に取り入れ業界トップに君臨しています。短期間でピッコマが躍進を遂げた理由から、従来のマンガに代わる新しい表現形式である「SMARTOON」の魅力、今後のグローバル展開について、株式会社カカオピッコマ常務執行役員の熊澤 森郎氏にお話を伺いました。

【保存版】DXの挑戦者たちに学ぶ、10の格言

【保存版】DXの挑戦者たちに学ぶ、10の格言

「その変革に勇気と希望を」というコンセプトを掲げ、未来を見据えて経営の舵取りをしている経営者層やデジタル部門・マーケティング部門の責任者向けに、デジタルシフトと向き合い企業の変革を進めていく上で必要となる情報を提供しているDigital Shift Times。 2019年のメディア開設以来3年以上に渡り、DXによってビジネスの変革に挑戦している企業の経営者やCDO、有識者や専門家へのインタビューを実施してきました。インタビュー時には、未来を見据え変革に挑戦する当事者だからこその「魂のこもった格言」が発せられることが多くありました。 今回は、これまでお届けしてきたオリジナル記事のなかから、「DXに関する印象的な言葉」を編集部独自の視点で10の格言としてピックアップし、皆さまにお届けします。 ※記事内で記載している所属・肩書は、取材当時のものです。

AI音声認識アプリ「CLOVA Note」が好調発進。LINEはAIの活用で、どのような世界を築こうとしているのか

AI音声認識アプリ「CLOVA Note」が好調発進。LINEはAIの活用で、どのような世界を築こうとしているのか

重要な会議での議事録作成、流れるままに進んでいく講義。いずれもメモやノートを取るのに必死で、内容が頭に残っていない。こうした不毛な時間を過ごした経験はありませんか? LINE株式会社が今年5月にローンチした「CLOVA Note(クローバ・ノート)」は、「会話を目で見る」ことができる、と謳う無料のAI音声認識アプリ。これまで実時間以上の時間をかけて書き起こしてきた作業をAIに任せることができるのなら、私たちは本質を追求したクリエイティブなことに、もっと時間を割けるようになるはずです。 これまでも人と人とのコミュニケーションを真正面に置いた事業を展開してきたLINE。新しいコミュニケーションの形を目指し続けるその先に、どのような世界を描いているのか? 同社AIカンパニーCEOを務める砂金 信一郎氏、Speechチーム マネージャーの木田 祐介氏にお話を伺いました。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

「ユニコーン企業」ーー企業価値の評価額が10億ドル以上で設立10年以内の非上場企業を、伝説の一角獣になぞらえてそう呼ぶ。該当する企業は、ユニコーンほどに珍しいという意味だ。かつてのfacebookやTwitter、現在ではUberがその代表と言われている。この連載では、そんな海外のユニコーン企業の動向をお届けする。今回は欧米を中心に注目されている「代替肉」を扱う「インポッシブル・フーズ」を紹介する。

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに迫ります。前編では「EV先進国」の名を欲しいままにしているその理由を、国の政策や技術の面から探ってきました。後編となる今回は、自動車産業に参入してきた新興メーカー3社を紹介するとともに、日本の立ち位置の考察、中国が抱える課題を話題に進めていきます。

Facebookも注目の「メタバース」とは何か? スマホ向けメタバース「REALITY」のDJ RIO氏に聞く

Facebookも注目の「メタバース」とは何か? スマホ向けメタバース「REALITY」のDJ RIO氏に聞く

Facebookが社名を変更し、中核事業に据えるほど力を入れる「メタバース」。2021年8月にはグリー株式会社が、今後2~3年で100億円規模の事業投資を行い、グローバルで数億ユーザーを目指すと発表しましたが、その中核を担うのが、グリー株式会社の子会社であり、これまでバーチャルライブ配信アプリを手がけてきたREALITY株式会社です。今回は、そんな同社の代表を務めるDJ RIO氏にインタビュー。そもそもメタバースとは何なのか。なぜこんなにも注目が集まっているのか。メタバースは、世界のあり方をどのように変えるのか。メタバース初心者のビジネスパーソンには必読のインタビューです。

デジタル戦略で生まれ変わるカインズ。ホームセンターからIT小売企業への変遷の軌跡【前編】

デジタル戦略で生まれ変わるカインズ。ホームセンターからIT小売企業への変遷の軌跡【前編】

生産労働人口の減少を受け、日本企業はいよいよ生き残りをかけたデジタル化に取り組まなければいけないと言われるフェーズに入ってきました。とはいえ、それができている企業とそうでない企業との差が激しくなっているのも現状です。 そんななか、ホームセンター大手カインズでは、40年かけて積み重ねてきたホームセンターとしてのあり方を見直し、IT小売企業として生まれ変わろうとしています。カインズでデジタル戦略本部長を務め、戦略の指揮をとる池照 直樹氏に、同社のデジタル戦略についてお話を伺いました。 前編は、カインズがどのようにしてデジタル化を実現させていったのか、具体的な取り組みを交えてお届けします。