小田急、MaaSアプリ「EMot」でデジタル箱根フリーパスの発売を開始 観光型MaaSの実証実験の一環

小田急電鉄株式会社は、2020年1月6日(月)、MaaSアプリ「EMot(エモット)」で、「デジタル箱根フリーパス」の発売を開始する。

デジタル箱根フリーパスは、「EMot」のチケットストアで販売する電子チケット。小田急電鉄が販売する既存の「箱根フリーパス」と同様に、「出発駅~小田原駅の小田急線往復きっぷ」「箱根エリアの8つの乗り物が乗り降り自由」「箱根山内の温泉や観光施設など約70スポットでの優待・割引」がセットになったチケットだ。

本実証実験では、「EMot」のチケットストアでのデジタル箱根フリーパスの購入がワンストップで行える。また、購入後は、複合経路検索結果にデジタル箱根フリーパスの購入情報が反映され、パスで利用可能な区間の運賃を0円で表示することで、よりお得なルートが案内されるほか、スマートフォン画面を窓口等で提示することでスムーズに現地での観光を楽しむことができる。さらに、箱根山内の割引優待施設をプロットしたマップを見ることができ、手軽にスポットのホームページへ遷移することができるなど、さらに観光施設巡りにも役立てることができる。

また、現在、箱根登山電車「箱根湯本~強羅」、箱根登山ケーブルカー「強羅~早雲山」がバスによる代替輸送を実施していますが、「EMot」の複合経路検索結果には、バス代替輸送に関するダイヤも表示するという(※代替輸送ダイヤ情報が改正された場合、複合経路検索結果への反映に数日要する場合があるとのことだ)。
「EMot」では今後も新たなチケットや新機能の拡充を予定しているとのことだ。

また、「EMot」を利用して、国内外問わずより多くのお客さまに、箱根をはじめ日本各地での観光を楽しむことができるよう、アプリの英語対応も進めるという。「EMot」はiOS版、Android版、どちらでもダウンロードが可能で、すべてのスマートフォンユーザーが利用できる。
1 発売開始日
2020年1月6日(月)
※実証実験期間は、2020年3月10日(火)までを予定

2 仕様
<料金一例>
【新宿から】
・2日間有効
おとな 5,700円
・3日間有効
おとな 6,100円
【小田原・箱根湯本・御殿場・三島などの箱根周辺から】
・2日間有効
おとな 4,600円
・3日間有効
おとな 5,000円
<サービス内容>
①小田急線(発駅~小田原駅)の往復割引きっぷ
②箱根エリアの8つの乗り物が乗り降り自由
③箱根周辺の温泉や観光施設など、約70スポットの優待・割引
※実証実験期間は、スマートフォン1台につき1枚のみ購入可能
※こども料金の取り扱いはありません

3 利用方法
<購入方法>
アプリ内のチケットストア画面にて、発駅や利用日等を選択し、クレジットカードで決済することができる。
<使用方法>
利用日にマイチケット画面にてチケットを有効化し、交通サービスや優待施設の利用時に、駅係員やドライバーにチケット画面を提示することで、各種サービスを利用することができる。

4 その他  
2020年1月10日(金)から箱根にて実施する、アニメ「エヴァンゲリオン」との大型コラボレーションイベント「エヴァンゲリオン×箱根2020 MEET EVANGELION IN HAKONE」において、デジタル箱根フリーパスを購入した人にも、スタンプラリー台紙を兼ねた「箱根補完マップ」を配布する。

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