美容室業界のサブスクリプションサービス「Miluna Beauty」、「失業保険」の新サービスを開始 失業した人は会費の支払いが「免除」に!
2020/2/11
美容室業界のサブスクリプションサービス、Miluna Beautyは、今夏、本格的にサービスが開始するにあたり、新サービスである「失業保険」を、2020年2月10日に発表した。この失業保険は、Miluna Beautyの会員で、何かしらの職についていれば、雇用形態に関わらず、正社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトなど定期雇用者のみならず、日雇い労働者や本来、失業保険の対象外である自営業者や会社役員も受けることができるサービスだ。
Miluna Beautyの会員が、万が一失業して会費が払えない場合に限り、会社から発行される離職票のコピーを提出することで、支払いが免除され、支払いがなくともサービスを従来通り受けられるというサービス。失業した時こそ、美容室でサービスを受け、新たな気持ちで再就職してほしいという願いが込められているという。
この失業保険は、一般的な失業保険のように雇用保険料を毎月支払う必要はない。毎月、通常の料金を支払うのみで、万が一の保障を運営者側で用意する。運営者が提携する人材紹介会社や人材派遣会社などの会社を、失業した会員に紹介してくれるため、再就職の後押もする。サブスクリプションの継続が可能な限りできるように、会員のみならず、運営者側も最大限の努力をするとのことだ。
この失業保険サービスの回数の制限は、3ヶ月が限度となっている。万が一3ヶ月後も再就職できない場合には、一般的な失業保険給付を受けられるため、会費の支払い能力が復活するからだという。
会員が失業保険を受けていることは、美容室などには通知されない。
また、失業保険の申請も簡単にできる。会員サイトから、失業保険申請のメニューに進み、複数の設問に回答して離職票を撮影した画像をアップロードするだけで、申請は終わる。会員の雇用形態も問わない。正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイト誰でも申請ができる。日雇いの労働者も日雇労働被保険者手帳と労働者派遣契約不成立証明書など実際の雇用保険適用に必要な書類を提出することにより、一般の労働者と同じ待遇を受けることができる。
自営業者や会社役員など、一般的な失業保険が適用されない会員も失業保険サービスを受けることができる。詳細は、会員サポート問い合わせが必要とのことだ。
FOSCHIA JAPANの代表者は、「サブスクリプションというものは、1 回でも支払いが遅延すると、次の月の支払いが難しくなる。それを繰り返しているうちに、会員の方が強制的に解約になった際には、債権回収代行会社に委託をして会費を回収するのが世の常だ。しかし、払いたくても払えない状況は誰にでもやってくるもので、特に失業というダメージが大きい状態で、債権回収代行会社を利用することは、大切な会員の方に余計なストレスを与えてしまう。それを回避して、失業保険として会費を免除し、美容室で施術を受けて、心機一転新しいことにチャレンジできるようリフレッシュしてもらいたい。なぜなら、私たちのようなスタートアップ企業や私のようなうつ病経験者は債権回収代行会社からの手紙を受け取ることがあるが、あれは精神的に辛いので、極力、Miluna Beauty では債権回収代行は使いたくない」とコメントしている。
また、広報担当者によると、「Miluna Beauty 自体、サブスクリプションの定義が様々な中で、月に1回通えるだけではサブスクリプションと呼べないとのご批判もある。しかし、失業保険や今後発表する様々なサービスを複合的にご提供することにより、社会一般的にサブスクリプションサービスとして認知してもらいたい」と文章で明かした。