近畿日本鉄道でAIデジタルサイネージ実証実験。10万店の飲食情報をホットペッパーが提供

株式会社リクルートライフスタイルが運営するグルメ情報サイト『ホットペッパーグルメ』は、 近畿日本鉄道株式会社が2020年2月28日(金)から開始する、AIを活用した利用客案内デジタルサイネージの実証実験に参加し、案内AIデジタルサイネージへ飲食店情報を提供すると発表した。

■案内AIデジタルサイネージ実証実験への参加について

『ホットペッパーグルメ』は、近畿日本鉄道が2020年2月28日(金)~2020年4月24日(金)に実施する、AIとデジタルサイネージを活用した利用客案内の実証実験に参加する。本実験は、多様化する利用客のニーズや、インバウンドに向けた多言語対応など、駅での案内業務におけるサービスの検討・検証が目的。関西圏と東海圏の6駅にAIを活用した案内AIデジタルサイネージを計8台設置し、駅構内や駅周辺の案内を行う。『ホットペッパーグルメ』は自社で保有する約10万店の飲食店情報(店舗情報、メニュー、写真、口コミ、地図など)を案内AIデジタルサイネージ事業者へ提供することで、利用者の飲食店検索をサポートするという。

■飲食店情報の提供イメージ

出典元:プレスリリース
『ホットペッパーグルメ』が提供する飲食店情報を、各案内AIデジタルサイネージへ提供し、利用者へ案内する。

■『ホットペッパーグルメ』の取り組み背景と利用者・飲食店のメリット

飲食店選びにおいては、事前に情報検索を行い来店するケースの中でも、直前に飲食店を選んで来訪する“直前検索”のニーズが高まっているという。『ホットペッパーグルメ』ではそうした消費者ニーズに応えるため、『ホットペッパーグルメ』のUI改善などを行ってきたが、本実証実験への参加によって、さらに飲食店の“直前検索”を活性化していきたいと考えている。なお、本実証実験では、『ホットペッパーグルメ』の飲食店情報を利用することで、たとえ土地勘のない場所であっても利用者のニーズに合った飲食店情報を取得できるようになるとのことだ。一方、飲食店にとっても、訪日外国人を含めた旅行者を中心に、新規顧客の獲得につながると考えられるという。

■案内AIデジタルサイネージ実証実験について

関西圏と東海圏の主要ターミナル駅を中心に、駅構内に案内AIデジタルサイネージを設置し、乗換案内、問い合わせ対応、駅周辺の案内、周辺飲食店の案内を行う。その際に、必要情報の提供に向けた外部情報サービスとの連携を行う。

(1)実施期間:2020年2月28日(金)~2020年4月24日(金)
(2)実施箇所:大阪難波駅、近鉄日本橋駅、近鉄奈良駅、近鉄名古屋駅、宇治山田駅、五十鈴川駅、計6駅・8台
(3)参加企業:計5社

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