
デジタル技術を用いて子どもの家庭学習を支援する住宅を開発 ゲーミフィケーションやAIチャットボットを導入
2020/3/11
ケイアイスター不動産株式会社は、IoTを活用した学習支援機能を住宅に備え付け、住宅をより家庭学習に適した空間とすることで、子どもが自主的に家庭学習に取り組むことができるようになると考え、一昨年より「子どもの頭が良くなるKEIAIの家(仮称)」の開発プロジェクトを推進している。
子どもの家庭での学習時間は、家庭環境や学習に関する動機付けに大きく影響を受けることが知られている。そこで同社は、IoTを活用した学習支援機能を住宅に備え付け、住宅をより家庭学習に適した空間とすることで、子どもが自主的に家庭学習に取り組むことができるようになると考え、一昨年より「子どもの頭が良くなるKEIAIの家(仮称)」(以下、頭が良くなる家)の開発プロジェクトを推進している。本プロジェクトは、教育の専門家やデジタル教材プロバイダー協力の下、IoTとタブレット端末とその上で動作する一連のアプリからなる学習支援システムを開発し、今後このシステムを備えた住宅を供給することで、下記事項の達成を目指すもの。
・本プロジェクトのために教育家である粂原 圭太郎先生が監修した学習メソッドと、「すらら」をはじめとする優れたデジタル教材を組み合わせた学習支援システムが、子どもの学習状況に応じた出題をするなどしながら家庭学習の効率を上げ、学習習慣を身に着けることを支援する。
・IoTベースのセンサーや照明によって睡眠サイクルの改善を図るなど、子どもの学習に適したコンディション作りをサポートする。
・ゲームの手法を応用することで(ゲーミフィケーション)、つらい・めんどうだと感じられがちな勉強を、楽しく、誰でもハマるものへと変える。
・家中が学習の場。机に向かっている時だけでなく、例えばトイレのドアを開けようとするときも学習支援システムが出題。生活しながら学習を積み重ねられる。
・すららネットと共同開発した、最新の教育心理学に基づき的確なアドバイスを与えるAIチャットボットが、学習に関し保護者が正しく子どもに関与することを促す。
■「頭が良くなる家」の特徴