テレワークによる20代の転職意識の変化をアンケート 約7割が「通勤時間を短くしたい」と回答
2020/5/22
株式会社学情は、新型コロナウイルスの感染拡大防止により、テレワークが推奨されていることを受け、テレワークの実施や新型コロナウイルスの感染拡大が、20代の転職意識にどのような変化をもたらしているかのアンケートを実施。今回は、「希望の通勤時間」に関して調査を実施した。テレワークの導入で郊外物件の人気が報じられるなか、20代では、テレワークを実施している回答者は、約7割(69.7%)が「通勤時間を短くしたい」と回答。テレワークを実施していない回答者(同40.2%)と比較すると1.7倍となり、20代では、テレワークの実施が「通期時間を短くしたい」という希望につながっていることが分かる。
Contents
■(1)テレワークを実施している20代の7割が、通勤時間を短くしたいと回答
一部報道では、テレワークの実施でオフィスに出社する回数が減少すれば、通勤時間が苦にならなくなるため、「都心」よりも「郊外」の住宅人気が高まるとされているが、今回の調査では「通勤時間が長くなっていい」という回答は0.8%にとどまったとのことだ。「通勤時間を短縮したいと考える人」が「通勤時間が長くなることを許容する人」の約7倍となり、20代の特徴が浮かび上がる結果となった。20代では、プライベートでの利便性や、終業後の時間を有効活用したいと考える人が多いことが推察されるという。
■(2)「通勤時間を短くしたい理由」のトップは「自由に使える時間を確保したい」
また、テレワークを実施していない人も「通勤時間を短くしたい理由」は「自由に使える時間を確保したい」がトップになり、次いで「緊急事態宣言の発令で『感染リスク』を下げたいと思うから」が多い結果となった。一方、「通勤時間の希望に変化はない」や「長くてもいいと思うようになった」と回答した人からは「家賃の安い郊外に住みたい」「感染リスクを考えると人口密度の低いエリアに住みたい」という声が寄せられた。
■(3) 希望の通勤時間の平均は29分。「15分~30分」と「30分~45分」同数で最多に
・調査対象:20代専門転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者
・調査方法::「Re就活」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示
・調査期間:2020年5月13日~2020年5月18日
・有効回答数:542名