「コロナ禍の個人の家計実態調査」が実施 4割が「キャッシュレス決済を以前より利用」と回答、感染予防目的が多数

株式会社マネーフォワードは、お金の見える化サービス『マネーフォワード ME』の利用者7,827名を対象に、「コロナ禍の個人の家計実態調査」を実施した。

調査の結果、4割が「新型コロナウイルスの影響で、キャッシュレス決済を以前より利用するようになった」と回答し、そのうちの7割が、ウイルスへの感染予防を目的に利用しているということが分かった。また、投資をこれまでしたことがない人のうち、10%が「新型コロナウイルスの影響で投資を始めた」と回答し、そのうち半数以上が、投資を始めた理由は「株価が下落したため」と回答した。新型コロナウイルスによる株価下落が、投資を始めるきっかけとなったことが考えられる。

■お金の不安

新型コロナウイルスの影響で、48%の人がお金に不安を感じていることがわかった。不安を感じている人が一番不安に思うこととして、62%が「収入の減少」、18%が「資産の減少」を挙げた。新型コロナウイルスは、収入や資産に対してマイナスな影響を及ぼす可能性があることが考えられる。
出典元:プレスリリース
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お金に不安を感じる人の約半数が、支出の見直しを行ったと回答した。支出削減のために、固定費である、「携帯電話事業者の乗り換え・プランの見直し」を行った人が19%、「保険の見直し」を行った人が11%、一方、変動費(日頃の支出)である「食費を節約」した人が73%、「日用品費を節約」した人が63%という結果になり、固定費の見直しをする人が少なく、生活に必要な支出を節約する傾向にあることが分かった。
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■10万円の特別定額給付金の使い道

10万円の特別定額給付金の使い道の1位は「生活費」、2位「預貯金」という結果になった。特別定額給付金事業は、コロナ禍の経済対策を目的として施行されたが、生活費に充てたり、今後のために貯めておきたいというニーズが高いことが分かった。
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■キャッシュレス決済の利用

全体の40%が、新型コロナウイルスの影響でキャッシュレス決済を以前より利用するようになったと回答した。キャッシュレス決済を利用するようになった人のうち、44%は「レジでの支払いを素早く済ませるため(接触時間を短縮させるため)」、27%が「現金に触れることによる新型コロナウイルス感染を防ぐため」と回答し、合計71%が感染防止を理由に以前よりもキャッシュレス決済を利用していることが分かった。今後、感染拡大防止のため「新しい生活様式」への対応が続くことにともない、キャッシュレス決済の利用が、さらに増えることが予想される。
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■投資状況

投資をこれまでしたことがない人のうち10%が「新型コロナウイルスの影響で投資を始めた」と回答した。コロナウイルスの影響で投資を始めた人の理由として53%が「株価が下落したため」、33%が「将来が不安なため」と回答。投資を始めた人が購入した商品の1位は「国内株式」、2位「投資信託(外国・国内)」という結果になった。新型コロナウイルスによる株価下落が、投資を始めるきっかけとなったことが考えられる。
出典元:プレスリリース
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「コロナ禍の個人の家計実態調査」概要
実施時期:2020年5月15日(金)~5月18日(月)
調査対象:お金の見える化サービス『マネーフォワード ME』利用者7,827名
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
※各項目の金額は、単位未満を四捨五入しているため、内訳の計と合計が一致しない場合がある。

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