健康意識の向上などに活用するAIヘルスチェックツールが提供開始 現在の健康状態から将来の疾患リスクまでを可視化へ

株式会社ObotAIは、組合健保や協会けんぽ、人間ドック、クリニック、健診機関、企業を対象とした、AIを活用して健康意識の向上、病気予防、メンタルヘルスの改善などを促す新サービス「ObotAIヘルスケア」の提供を開始した。

「ObotAIヘルスケア」は、ウェルネス・メンタルケア分野に特化したAIヘルスチェックツール。例えばスマホからいくつかの設問に答えるだけで、現在の健康状態のみならず将来の疾患リスクまでを可視化し、個人の健康に関する意識を高めていくことで特定健診や人間ドック、特定保健指導の受診を促す。

■「ObotAIヘルスケア」の特長

[1] 主要な6言語に対応
同社では社内の各国ネイティブスタッフがデータ入力を随時行っており、高精度な多言語データを提供している。
出典元:プレスリリース
[2] AIによる個人にあわせたオプション検査の提案
スマホから自分の知りたい項目や数値を選択し、バイタルデータや健診結果から想定される疾患リスクをAIが表示。適切な健康指導やオプション検査を紹介する。設問内容は、顧客ごとに自由にカスタマイズが可能。

[3] 主要なSNSや各種ビジネスチャットとも連携可能
WEBチャットだけでなく、主要なSNSや各種ビジネスチャットとも連携が可能。健康診断の受診や特定保健指導への誘導がスムーズに行える高い拡張性を兼ね備えている。
出典元:プレスリリース

■「ObotAIヘルスケア」リリースの背景

同社では、2020年4月から千葉県、神奈川県、茨城県、静岡県などの自治体や医療機関等を対象に新型コロナウイルス感染症対応の多言語AIチャットボット「COVID-19 Q&A」を無償提供しており、提供開始からわずか1か月半で約4万件の問い合わせがあったという。利用者とAIの会話履歴を分析した結果、情勢の推移に伴い利用者の不安や関心事項にも変化が見られるようになり、同社ではその都度求められている情報の拡充を行なってきたという。
出典元:プレスリリース
「COVID-19 Q&A」の提供開始当初は、新型コロナウイルスそのものに関する質問や予防法、症状に関する問い合わせが多く、4月下旬以降は経済的不安や困窮から助成金・給付金関連の問い合わせが徐々に増加し、5月半ば頃には長引く自粛やテレワークによる「コロナ鬱」や健康不安に関するものが目立っていた。これらの分析結果と社会的情勢を踏まえて、同社では人々の健康不安を解消するためのウェルネス・メンタルケア分野に特化したAIヘルスチェックツール「ObotAIヘルスケア」のリリースを決定したとのことだ。

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