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オルビス、アプリを使った「オンラインピル外来プログラム」を開始 社員の健康促進を支援

オルビス株式会社は、株式会社メドレーの協力のもと、オルビスの女性社員の健康促進を目的として、「CLINICS」を活用した「オンラインピル外来プログラム」を開始した。

■オルビスの「オンラインピル外来プログラム」について

プログラム概要
女性が不調を感じる機会である生理において、適切に対応できる選択肢を増やすことを目的に、オルビスが本社やショップで働く女性社員約1,000人を対象に健康促進を支援する取り組み。本プログラムでは、生理痛・PMS(月経前症候群)をはじめとした月経に関するトラブルについて、体調を管理する目的でのピルの利用に習熟した医療機関でオンライン診療を受けることやピルを処方してもらうことが可能となる。

取り組みの背景
オルビスが本社社員に対して2020年3月に実施した健康福祉に関するアンケート調査において、「仕事に集中できないほどの生理痛やPMSを経験したことがある(66%)」「生理やPMSが原因で休みたいと思ったことがある(70%)」といった回答があった。また、「生理痛やPMSを理由に会社を休んだことがない(77%)」といった回答も過半数を超えていた。本結果より、女性社員の多くが不調を抱えた状態で業務を行っていることが分かったという。社員個々に任せるだけでなく、会社がプログラムとして症状改善を推進することで、月経に悩む社員が適切な知識をもとにして症状改善に向き合いやすくなること、そして通院形態や費用面においても診療を受けやすい環境が整うと考えたとのことだ。

■オルビス株式会社 代表取締役社長 小林 琢磨のコメント

「私たちオルビスは、女性に美を届けるブランドであると同時に多くの女性社員が活躍する会社です。特に女性の心身についての正しい知識に基づいて快適な職場環境を創り上げていくことは、ブランドとして重要な取り組みの一つです。一方で、社内アンケートでは多くの女性が生理痛やPMSで悩んでいることは明らかであり、実際に業務に支障をきたしている場合もあることが分かっています。体調がすぐれない場合にきちんと休暇が取れるだけでなく、少しでも快適に毎日を過ごすための一つの方法として、この度、『オンラインピル外来プログラム』を開始することにいたしました。患者中心の医療を作ろうと、オンライン診療の第一人者として活躍するメドレーの豊田代表とのご縁で今回の取り組みが実現したことを、大変うれしく思います。この取り組みが多くの企業において、女性の活躍支援のきっかけや参考となることを願っています。プログラム開始に合わせて、女性特有の働けないほどつらい生理による不調、不妊治療(通院)、PMS 、更年期といった症状に対して、安心して休める有給休暇制度『ウェルネス休暇制度(月1回使用限度)』も同時にスタートします。オルビスはこれからも、社員一人ひとりの自分らしい働き方を支援してまいります。」

■株式会社メドレー 代表取締役医師 豊田 剛一郎のコメント

「日本は先進諸国のなかでもピルの使用率が低い国です。その背景にはピルに対する正しい知識の不足による『ピル=避妊薬』という偏見が少なからず存在しています。このようななか、事業においても会社経営といった視点においても、女性の活躍支援に積極的に取り組まれるオルビスの小林代表との出会いがきっかけとなり、『オンラインピル外来プログラム』が生まれました。企業がオープンにピルの使用を後押しするというのは画期的な取り組みだと感じています。オンライン診療はピルの処方と相性がよく、女性の健康管理の目的でのピル利用に理解の深い医療機関と連携することで、多くの女性の働き方支援になると信じています。」

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