「テレワークを実施した20代への意識調査」が公開 76.3%は「コロナ収束後もテレワークを実施したい」と回答

株式会社学情は、新型コロナウイルスの感染拡大やテレワークの推奨を受け、20代の仕事観や転職意識をひも解くために、アンケート調査を実施した。緊急事態宣言中にテレワークを実施した20代のうち、76.3%は「新型コロナウイルスの収束後もテレワークを実施したい」と回答し、テレワークのニーズの高さが伺える結果となった。一方、「スキルの習得のためには、自走することも大切だけど、直接指導してもらいたい」という声もあり、テレワーク時の20代若手社員の教育は課題もあることが見えてきたという。

■テレワーク実施経験のある人の76.3%は、「新型コロナウイルス収束後もテレワークを実施したい」

出典元:プレスリリース
緊急事態宣言中にテレワークを実施した219名に、「新型コロナウイルスの収束後もテレワークを実施したいか」を質問したところ、「ぜひ実施したい」51.6%、「どちらかと言えば実施したい」24.7%となり、76.3%が「実施したい」と回答した。緊急事態宣言中にテレワークを実施した人のうち、約4分の3は、今後もテレワークを実施したいとしている。テレワークを実施したいとした人からは「通勤時間を有効活用できるから」「実際にテレワークを活用してみたら、問題なく業務を進めることができたから」という声が寄せられた。

一方、テレワークの実施に前向きな人からも「業務を進める上でメリットもデメリットもある」「常にテレワークだと、業務を進めにくい」という指摘があり、「テレワークと出社を上手に組み合わせたい」という意向が伺える。

緊急事態宣言中にテレワークを実施した人のなかでも、約4分の1は、「新型コロナウイルスの収束後」はテレワークに慎重な姿勢を見せている。テレワークの実施に慎重な人からは「エンジニアなのでスキル習得が必須。自走することも大切だけど、直接指導してもらいたい」「営業職なので、お客様と対面で商談したい」という声があった。20代は、仕事で経験を積みながら、仕事の進め方や社内の人間関係の構築、スキルを習得していく年齢層のため、オンラインでの研修や、出社した際のフォローなど、テレワークと出社を組み合わせた「ハイブリッド型教育」が求められている。

テレワークを実施したいとする人の声
・通勤時間を有効活用できる
・実際にテレワークを活用してみたら、問題なく業務を進めることができた

テレワークと出社を上手に組み合わせたいとする人の声
・業務を進める上でメリットもデメリットもある
・常にテレワークだと、業務を進めにくい
・在宅でできることは自宅で行い、週に数回出社したい

テレワークの実施に慎重な人の声
・エンジニアなのでスキル習得が必須。自走することも大切だけど、直接指導してもらいたい
・営業職なので、お客様と対面で商談したい

■テレワークの際に意識していることは「その日やるべき仕事を明確にする」が最多で51.1%

出典元:プレスリリース
テレワークの際に意識していることは「その日やるべき仕事を明確にする」が最多で51.1%、次いで「オンオフの切り替えを意識する」が49.8%となり、「時間の使い方」を意識している人が多いことが分かる。コミュニケーションに関する項目では、「上司への報告や相談を小まめにする」が34.2%となり、「同僚と意識的にコミュニケーションをとる」17.4%を16.8ポイント上回る結果となった。20代はテレワークの際に、「同僚」とのコミュニケーションよりも「上司」とのコミュニケーションを意識的に行っていることが伺える。

■テレワークの際に不安に思うことは「運動不足」、次いで「上司にどう評価されているか分からない」

出典元:プレスリリース
テレワークの際に不安に思うことは「運動不足」が最多で42.5%、次いで「上司にどう評価されているか分からない」42.0%、「文字だけのコミュニケーションでは伝わりにくい」40.2%となった。

■緊急事態宣言中のテレワーク実施率は26.2%

出典元:プレスリリース
テレワークを実施したことがある人は、「新型コロナウイルスの感染拡大以前」が13.9%、「緊急事態宣言中」が26.2%となった。

調査概要
・調査対象:[20代専門]転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者
・調査方法::「Re就活」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示
・調査期間:2020年6月18日~2020年6月23日
・有効回答数:837名(緊急事態宣言中にテレワークを実施した人は219名・実施していない人は618名)

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