北海道下川町、町政情報配信や移住促進にLINEを活用へ 求人や移住交流の促進にもLINEを利用

トランスコスモス株式会社とtranscosmos online communications株式会社は、2020年7月1日より北海道下川町にLINEを活用したメッセージ配信ツール「KANAMETO(カナメト)」を提供し、下川町のLINE活用支援を開始したと発表した。

下川町が2020年7月1日から開始した「下川町LINE公式アカウント」(アカウント名:下川町)では、地域情報やイベント、子育て、防災に関する情報などを配信し、利用者は取得したい情報の種別や居住地域(下川町が条例で定める「公区」)などを選択することで、必要な情報だけを受信することが可能だ。下川町民向けにさまざまな情報を提供することで町民生活の利便性向上をはかる。

欲しい情報として「町政一般」「地域情報」「イベント」「子育て」「健康・医療」「福祉」「交通」「しごと」「防災」が選択可能。また、「定期配信機能」を活用して「ごみの収集日」を各公区にあわせて案内することや、キーワード応答機能を利用した「ごみの分別方法」の案内を検討中とのことだ。

また、コロナ禍で都会から地方への移住が注目され「脱都会」の流れが進む中、下川町での仕事と求人の
マッチングサイトへの誘導や移住交流の促進もLINEを活用して実施するという。

人口約3,200人の下川町では、住民へ一律の情報発信ではなく、住民が自ら選んだ欲しい情報を配信する「セグメント配信機能」の必要性から、地方自治体での導入実績も多く機能も豊富な「KANAMETO」の導入に至ったとのことだ。下川町LINE公式アカウントは、LINE株式会社が2019年4月23日に発表し、5月21日から受付開始された「地方公共団体プラン」の適応アカウント。

「KANAMETO」は、トランスコスモスとLINE株式会社、株式会社セールスフォース・ドットコムの合弁会社であるtranscosmos online communications株式会社が開発・提供する、LINEのメッセージ配信ツール。チャットボット機能を備え、複数のLINEユーザーと同時に行うチャットコミュニケーションはもちろん、アンケート機能も備え属性にあわせたセグメント配信を行うことが可能だ。2019年10月より、Salesforce Service Cloudとの連携機能も備わり、カスタマーサポート状況の可視化や生産性向上のための分析が容易になったという。また、2020年5月より、住民が道路や公園などの不具合を通報可能な自治体向け通報ソリューションの提供を開始。LINEでのマーケティングからサポートまで、自治体や企業と消費者のコミュニケーションを支援しているとのことだ。
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース

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