香川県の離島で遠隔診療・無人ドローン配送の実証実験が開始 離島の医療・物流サービス改善を目指す
2020/7/22
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、国立大学法人香川大学、株式会社かもめやは香川県三豊市詫間町須田港と粟島間において、自動で飛行する小型無人航空機(以下「無人ドローン」)を用いて遠隔診療実施後の処方薬を配送する実証実験を実施すると発表した。
■背景
■実証実験の概要
(2)飛行区間:香川県三豊市詫間町須田港~粟島間
(3)運搬物:医薬品、災害時支援物資(飲食品)等を予定
(4)実施主体:あいおいニッセイ同和損保、香川大学瀬戸内圏研究センター、かもめや
(5)粟島について:面積3.72k㎡、周囲16㎞、人口217人の島で、須田港から高速艇で15分に位置している。島内には国民健康保険診療所が設置されており、週に2回(月・金)午前及び4週に1回(月・木)午後にそれぞれ診療が行われている。
■実証実験の目的
(2)かもめやは、新開発した無人移動体運用包括支援システム(OceanMesh)のうち、「無人移動体伝送システム」と、「リアルタイム精密気象ライブシステム」を、完全オフグリッド運用可能な「移動式臨時管制センター(MobileOMC)」により現地運用することで、高品質なドローン遠隔管制システムを実証実験エリアに短時間で展開することが可能となる。今回の実験ではシステムの有効性や活用方法についての検証を行い、日常利用はもとより、災害時の活用も視野に入れた、安全・安心なドローン前提社会の実現を目指す。
(3)あいおいニッセイ同和損保は、実証実験に係るリスクへの対応、ドローン管制システム等に対応する保険商品・サービスの開発を通じ、地域課題解決への貢献を目指す。