Today's PICK UP

「中小企業のテレワーク導入状況に関する調査結果」が発表 導入企業は3月から23%上昇に

デル テクノロジーズの日本における事業を展開する二社である、デル株式会社と、EMCジャパン株式会社は、2020年7月に全国の中小企業(従業員数1~99人)の経営者および従業員1,072人に対して実施したテレワークに関する調査結果を発表した。
デル テクノロジーズでは、働き方改革の推進の一環としてテレワークの普及が進むなか、2020年3月に中小企業におけるテレワークの利用動向を調査した。その後、外出自粛期間を経てどのような状況になっているかを探るため、改めて中小企業におけるテレワークの導入・利用状況に関する調査を実施した。

その結果、前回3月の調査結果と比べ、中小企業におけるテレワーク導入の割合が13%から36%に増加し、今後の導入意向の拡大とテレワークに対する満足度の高さが顕著に表れたという。また、テレワーク導入後のIT関連機器として、パソコン、ネットワークやセキュリティーへの投資を行っている一方で、業種や従業員数の規模によりテレワークに対する意識の違いや障害があることがより鮮明になった。なお、IT関連事項の関心度合いでは、「テレワーク環境の整備」を抑えて「データのバックアップ/災害対策などBCP(事業継続性)対策」がトップになった。

■テレワークの導入状況と満足度

テレワークの導入状況では3割強が導入済みと回答。一方で全体のほぼ半数となる47.2%が「導入しておらず、検討もしていない」と回答
勤務先でテレワークを導入しているか尋ねたところ、36%が「導入している」と回答した。今年3月に実施した調査では、「導入している」と答えた回答者の割合は13%だったのに対し、23%上昇している。また、「導入していないし、検討もしていない」との回答も前回調査では73%だったのに対し、今回は47.2%となり、テレワーク導入への意向が拡大している様子がうかがえる結果となった。

業種別では、テレワークの導入が最も進んでいるのは「情報通信業(69.2%)」、続いて「金融・保険業(53.7%)」となった。一方、「導入しておらず、検討もしてない」と回答した47.2%の業種別の内訳は、「建設業(64.8%)」、「製造業(58.5%)」が上位となり、業種によってテレワークの導入率に大きな差が出る結果となった。

テレワーク導入率の推移
出典元:プレスリリース
業種別の導入状況
出典元:プレスリリース
導入した理由では「働き方改革を推進」がトップに。一方で導入しない理由は「業種として難しい」が7割超という結果に
テレワークを導入する/導入した理由では、「働き方改革を推進」が全体の約半数の48.8%でトップになった。続いて「ワークライフバランスの向上(35.3%)」、「業務生産性の向上(29.2%)」、「オフィスコストの削減(24.7%)」など、オフィスでの勤務に捉われない働き方によるメリットに期待が寄せられる結果となった。一方、テレワークを導入しない理由については、「業種として難しい」が7割を超え、業種によりテレワークの実現が困難である状況が顕著になった。
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース
テレワークの総合的な満足度では、「満足」と答えた回答者は23%、「やや満足」もあわせると約8割が勤務先のテレワークについて概ね満足している様子がうかがえる
勤務先で導入されているテレワークの満足度について尋ねたところ、23.1%が「満足」、55.6%が「やや満足」と回答。一方で「不満」、「やや不満」とした回答者は全体の2割程度にとどまり、テレワークへの満足度は高い傾向が見受けられる。
出典元:プレスリリース

■テレワークへの関心度合いと今後のテレワークの運用

テレワーク導入に対する意向を尋ねたところ、「とても関心がある」、「やや関心がある」との回答は2割程度。「全く関心がない」、「あまり関心がない」が約4割となり、テレワーク導入に関心を示さない回答者が大幅に上回る結果に
テレワークをすでに導入している企業36%に加え、「やや関心がある(16%)」、「とても関心がある(5.3%)」と全体としてテレワーク導入は増加傾向にある一方で、「全く関心がない(24.7%)」、「あまり関心はない(18%)」と4割以上の回答者がテレワークについて無関心であることがわかった。従業員数別では、従業員数が少ないほどテレワークへの関心度合いが低くなる傾向が見られた。
出典元:プレスリリース
従業員規模別の関心度合い
出典元:プレスリリース
テレワークの導入(想定)時期は「出来る限り早く導入を想定」、「2020年内に導入を想定」がともに25%と早期にテレワーク導入を検討
現在想定しているテレワークの導入時期については、「できる限り早く導入を想定(25%)」、「2020年内に導入を想定(25%)」と全体の半数が近い将来にテレワークの導入を検討していることがわかった。
出典元:プレスリリース
外出自粛期間の終了後のテレワークの状況について、「出来る限りテレワークを推奨」が32.1%
外出自粛期間終了後のテレワークの状況について最もあてはまることを聞いたところ、「出社することも可能だが出来る限りテレワークを推奨している(32.1%)」、「通常業務(全員出社)に戻した(28.0%)」、「テレワークの日数を制限してテレワークと出社を併用(23.8%)」と続き、「引き続きテレワークを義務付けている」は14.5%だった。何らかの形でテレワークを継続している企業が7割を占めていることが判明した。
出典元:プレスリリース

■IT機器への投資状況

テレワーク導入後のIT関連機器への投資では「パソコンの手配」がトップに
テレワーク導入後、どのようなIT関連機器に投資したかについて上位3つを尋ねたところ、「パソコンの手配」を1位に挙げた回答者が最多の19.7%だった。また、「ネットワークやセキュリティーの再設計/構築(19.2%)」、「サーバーやストレージ環境の更新/統合(16.3%)」と続いた。
出典元:プレスリリース
IT関連事項の関心度合いでは「テレワーク環境の整備」を抑えて「データのバックアップ/災害対策などBCP(事業継続性)対策」がトップに
勤務先でのIT活用に関する関心度合いについて尋ねたところ、最も関心が高かったのは「データのバックアップ/災害対策などBCP(事業継続性)対策」で、「とても関心がある(22.4%)」と「まあまあ関心がある(45.8%)」をあわせて68.2%、続いて「ネットワークセキュリティーの再設計/構築」が62.2%という結果になった。
出典元:プレスリリース
中小企業におけるテレワークに関する調査の概要
調査対象:全国の中小企業(1名-99名の企業)の経営者およびIT担当者(業務用PCならびにIT関連機器の購入・導入に関わっている方)の男女1,072名
調査地域:全国
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2020年7月3日(金)~7月7日(火)

人気記事

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

プロンプトエンジニアという言葉をご存知でしょうか。英語圏では2021年頃から盛り上がりを見せている職種の一つで、中国でも2022年の夏頃からプロンプトエンジニアの講座が人気を呼んでいます。今回は、プロンプトエンジニアとは何か、どうトレーニングすればよいのかについて、日本国内でプロンプトエンジニアの採用と教育を実施している株式会社デジタルレシピ 代表取締役の伊藤 新之介氏に解説していただきました。

「組織としての自己変革にかける想いに共感し、みずほへ入社」。みずほFG執行役員 秋田夏実氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【前編】

「組織としての自己変革にかける想いに共感し、みずほへ入社」。みずほFG執行役員 秋田夏実氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【前編】

国内外の金融機関と前職のアドビを含め、主にマーケティングや広報領域で手腕を発揮してきた秋田夏実氏。2022年5月に入社したみずほフィナンシャルグループでは、これまでのキャリアから一新して、グループCPO(Chief People Officer)とグループCCuO(Chief Culture Officer)を務め、組織開発・D&I推進等と企業文化の改革に挑戦をしています。立教大学ビジネススクールの田中道昭教授とともに、これからの時代のキャリアと学びについて意見を交わしました。 前半は秋田氏のこれまでの経歴、アメリカのビジネススクールでのエピソード、みずほに入社を決めた理由などをうかがいます。

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに迫ります。前編では「EV先進国」の名を欲しいままにしているその理由を、国の政策や技術の面から探ってきました。後編となる今回は、自動車産業に参入してきた新興メーカー3社を紹介するとともに、日本の立ち位置の考察、中国が抱える課題を話題に進めていきます。

【AI×音楽】AI作曲が可能となっても、作曲家の仕事は残る。「FIMMIGRM」が変える音楽の未来<後編>

【AI×音楽】AI作曲が可能となっても、作曲家の仕事は残る。「FIMMIGRM」が変える音楽の未来<後編>

AIによりヒットソングの特徴をふまえたオリジナル楽曲を作成するサービス「FIMMIGRM(フィミグラム)」。AIによる作曲サービスが盛り上がりを見せつつある昨今、音楽プロデューサーとしてYUKIや中島美嘉、Aimerなどのアーティストを手がけてきた玉井健二氏が開発に携わっていることで、大きな話題を呼んでいます。 FIMMIGRMの利用方法は、大量に自動生成された曲から好みの曲をジャンルごとに選択するGENRES(ジャンル)、ワンクリックでAIが曲を生成する ONE-CLICK GENERATE(トラック生成)、ユーザーの自作曲をもとにAIが曲を生成するGENERATE(トラック生成)、AIが生成した曲にプロの編曲家が手を加えるPRO-ARRANGED(プロアレンジ)の4パターン。AIにより専門知識不要で誰もが作曲できるようになる未来が間近に迫った今、音楽業界はどのように変化するのか? 株式会社TMIKと音楽クリエイター集団agehaspringsの代表を務める玉井健二氏にお話を伺いました。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

イトーヨーカドーの未来を左右する、新社長の店舗・組織変革の勝算。イトーヨーカ堂社長 山本哲也氏に立教大学ビジネススクール田中道昭教授が迫る【前編】

イトーヨーカドーの未来を左右する、新社長の店舗・組織変革の勝算。イトーヨーカ堂社長 山本哲也氏に立教大学ビジネススクール田中道昭教授が迫る【前編】

2020年、創業100周年を迎えた株式会社イトーヨーカ堂。ロシアのウクライナ侵攻に、進む円高と物価高など厳しい経済状況の中、今年3月に社長に就任した山本哲也氏は「信頼と誠実」を掲げ、商売の原点に立ち返ることを標榜しています。イトーヨーカドーはどのように変わるのか? これからの時代のスーパーに求められる形とは? 立教大学ビジネススクールの田中道昭教授との対談をお届けします。 前編は山本社長が社長に就任した経緯、2000年以降業績が落ち込んだ原因の分析、そして現在進行中の新しい売り場づくりの施策などについてお話をうかがいます。

【日本企業のDX格差拡大中】 DXのプロが語る、二極化するDX市場の光と闇の実態とは

【日本企業のDX格差拡大中】 DXのプロが語る、二極化するDX市場の光と闇の実態とは

DXはもはや、企業にとって欠くことのできない重要な経営課題であり、多くの企業がDXの必要性を実感しています。しかしながら、DX推進がうまくいっている企業は一握りに過ぎません。これまで、100社を超える日本企業のデジタルシフトを支援してきたデジタルシフト社の取締役CTOの山口 友弘氏とDX開発事業統括責任者である野呂 健太氏とは、コロナ禍を経てDXがバズワードとなっている状況下において、「企業間の『DX格差』は拡大している」と語ります。 DX格差が生じる理由はどこにあるのでしょうか? そして、その差を埋めるための一手とは――。DXの最前線を走るプロフェッショナルが、全4回にわたってお届けする連載対談企画。第1回の今回は、二人の対談で明らかになった『DXを成功に導く7箇条』をもとに、DXをうまく推進している組織の共通項を深掘りします。

【海外レポートから読み解く】2025年、AIはここまで進化する

【海外レポートから読み解く】2025年、AIはここまで進化する

2022年7月に画像生成AI「Midjourney」がリリースされ、その後「Stable Diffusion」などのさまざまな画像生成AIが数多く登場するなど、大きな話題を呼びました。この数ヵ月の間、世界の人々のAIに対する捉え方は大きく変わったのではないでしょうか。 今後AIはどのような進化を遂げていくのか。今回は、国内外のAI事情に詳しい株式会社デジタルレシピ 代表取締役の伊藤 新之介氏に、海外のレポートから読み解くAIの進化について解説していただきました。

【徹底解説】「X to Earn」とは何か。誰もがゲームや遊びで稼げる時代は来る!? DEA創業者に聞く<前編>

【徹底解説】「X to Earn」とは何か。誰もがゲームや遊びで稼げる時代は来る!? DEA創業者に聞く<前編>

YouTubeに代表される動画投稿サイトなど、個人が発信することのできるツールの出現により、好きなことをして稼ぐための選択肢は増えています。そして現在、ゲームや徒歩、勉強さらには睡眠をするだけで稼ぐことのできる「X to Earn」というムーブメントが生まれつつあります。「ゲームで遊んで稼ぐ」なんてことが本当に可能なのか? 多くの人が抱える疑問について今回お答えいただくのは、Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.(以下、DEA)のFounder & Co-CEOの山田 耕三氏。インタビュー前編では「X to Earn」の仕組みと種類、今後の可能性など、未だ発展途上の新しい経済圏について根ほり葉ほりお話を伺いました。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに迫ります。前編では「EV先進国」の名を欲しいままにしているその理由を、国の政策や技術の面から探ってきました。後編となる今回は、自動車産業に参入してきた新興メーカー3社を紹介するとともに、日本の立ち位置の考察、中国が抱える課題を話題に進めていきます。

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

「ユニコーン企業」ーー企業価値の評価額が10億ドル以上で設立10年以内の非上場企業を、伝説の一角獣になぞらえてそう呼ぶ。該当する企業は、ユニコーンほどに珍しいという意味だ。かつてのfacebookやTwitter、現在ではUberがその代表と言われている。この連載では、そんな海外のユニコーン企業の動向をお届けする。今回は欧米を中心に注目されている「代替肉」を扱う「インポッシブル・フーズ」を紹介する。

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

プロンプトエンジニアという言葉をご存知でしょうか。英語圏では2021年頃から盛り上がりを見せている職種の一つで、中国でも2022年の夏頃からプロンプトエンジニアの講座が人気を呼んでいます。今回は、プロンプトエンジニアとは何か、どうトレーニングすればよいのかについて、日本国内でプロンプトエンジニアの採用と教育を実施している株式会社デジタルレシピ 代表取締役の伊藤 新之介氏に解説していただきました。

コロナ禍でラジオが復権!? 民放ラジオ業界70年の歴史を塗り替えたradiko(ラジコ)の「共存共栄型 DX」とは

コロナ禍でラジオが復権!? 民放ラジオ業界70年の歴史を塗り替えたradiko(ラジコ)の「共存共栄型 DX」とは

Clubhouseをはじめ、新勢力が次々と参入し、拡大を見せる音声コンテンツ市場。その中で、民放開始から70年の歴史に「大変革」を巻き起こしているのが“ラジオ”です。放送エリアの壁を取り払う、リアルタイムでなくても番組を聴けるようにするといった機能で、ラジオをデジタル時代に即したサービスに生まれ変わらせたのは、PCやスマートフォンなどで番組を配信する『radiko(ラジコ)』。今回は、株式会社radiko 代表取締役社長の青木 貴博氏に、現在までのデジタルシフトの歩みと将来の展望について、お話を伺いました。