ソフトバンクグループ、オンライン健康医療相談サービスの提供を開始 アプリで病院検索、一般用医薬品などの購入も可能に

ソフトバンク株式会社のグループ会社であるヘルスケアテクノロジーズ株式会社は、オンライン健康医療相談サービス「HELPO(ヘルポ)」の提供を、2020年7月29日から開始すると発表した。「HELPO」はスマートフォンアプリなどを通して、オンライン健康医療相談や病院検索、一般用医薬品などの購入がワンストップでできるヘルスケアサービス。サービス開始時は法人や自治体向けに提供するという。

日本社会は現在、少子高齢化や医療費の増加などの課題を抱え、予防医療やセルフケアへの関心が高まっている。また、こうした社会状況やICT(情報通信技術)の進展により、オンライン診療に係る制度改正やオンライン健康医療相談サービスの増加など、ヘルスケア領域における新たな動きが活発化しつつある。また、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、ヘルスケア領域のデジタル化への期待が高まっており、時限的ではあるもののオンライン診療の一部の規制が緩和されている。

ソフトバンクは、「Beyond Carrier」戦略を掲げ、従来の通信事業の基盤を強化するとともに、最先端テクノロジーを活用して幅広い産業分野で革新的なサービスを提供し、さらなる成長を目指している。また「DX(デジタルトランスフォーメーション)」にも注力し、企業の働き方改革や物流、ヘルスケア領域などで、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいる。ソフトバンクは、この事業戦略をヘルスケア領域でさらに推進するため、2018年10月にヘルスケアテクノロジーズを設立し、サービス提供に向けた準備を進めてきた。ヘルスケアテクノロジーズは、人々の健康増進や医療資源の最適化、国民皆保険の維持に貢献するためのヘルスケアプラットフォームの提供を目指すという。

今回提供を開始する「HELPO」は、病気の予防や未病、健康増進に役立つ機能をワンストップで提供するヘルスケアサービス。利用者は、スマートフォンなどから健康に関する悩みをチャット形式で気軽に相談できる他、自分の目的に合った病院の検索や一般用医薬品の購入ができる。サービス開始時は法人や自治体を対象に提供し、健康経営を目指す法人や健康的な町づくりを目指す自治体に、従業員や職員の福利厚生および地域住民の健康増進の一環として活用されるとのことだ。
出典元:プレスリリース

■「HELPO」サービス概要

サービス開始時は「オンライン健康医療相談」「病院検索」「ヘルスモール」の3つの機能を提供する。

1. オンライン健康医療相談
24時間365日、健康に関する相談をチャット形式で行うことができる(1回当たり最大60分間)。健康維持や病気の予防方法、症状に合った診療科や一般用医薬品選びの相談などが可能だ。ヘルスケアテクノロジーズに所属している医師や看護師、薬剤師などがスピーディーに回答する。子どもや両親など、家族の健康の悩みも相談できる。

2. 病院検索
アプリ上の地図から、条件に合う病院や診療所を簡単に検索できる。診療科(内科、耳鼻咽喉科、皮膚科、整形外科、眼科、小児科など)によるフィルタリングや、オンライン診療、夜間診療、女性医師の在籍の有無、またクレジットカード対応の可否など、豊富な条件設定が可能だ。適切な診療科が分からない場合は、オンライン健康医療相談で相談できる。将来的には病院・診療所向けのオンライン診療支援ツールや、病院・診療所の予約ができる機能の実装を目指すという。

3. ECサイト「ヘルスモール」
専用ECサイト「ヘルスモール」で、一般用医薬品や健康食品、化粧品、日用品などを購入できる。ヘルスケアテクノロジーズと提携する大手ドラッグストアが取り扱う商品が豊富にそろっている。サービス開始時点で「ヘルスモール」を利用できるのは、下記の対象エリアに住んでいるまたは勤めている人となるが、今後エリアを順次拡大していく予定とのことだ。購入された商品を職場や自宅まで配送する。(最短3時間)

対象エリア(順次拡大予定):東京都 23区
注文受付時間:24時間、午後5時までの注文であれば、当日中に配送
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース
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