リモートワークのコミュニケーション不足を解決するオンラインワークスペースサービスが提供開始 オンラインの「気軽な会話」を目指す
2020/8/12
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、リモートワークにおけるコミュニケーションを活性化するオンラインワークスペース「NeWork (ニュワーク)」の提供を、2020年8月31日から開始すると発表した。
■背景
本サービスは、ニューノーマルの働き方におけるこのような課題を解決するため、「リアルより気軽に話しかけられる」ことを目指して開発したという。社内外のHCD(人間中心設計)専門家が参画し、利用者の体験価値を中心に据えるデザイン思考にもとづいてプロジェクトを進めているとのことだ。開発にあたっては、社内外の有識者などへのインタビューを重ねてコンセプトやUIの設計を行い、開発着手からリリースまで、すべてリモートワークで実施。なお、音声と映像の通信にはNTT Comの「SkyWay」を活用している。
■概要と特長
同じ「バブル」に入っていれば、マイクに向かって話すだけで全員に伝わる。Web会議のように、URLを発行して共有したり、招待メールを探したりする事前準備などの手間がない。大人数のWeb会議にありがちな "話す人" と "聞く人" に分かれるコミュニケーションではなく、少人数でわいわいがやがや、活発に意見を交わすコミュニケーションに向いている。「バブル」への参加は簡単。興味のある「バブル」を見つけたら、クリックするだけで会話の輪に加わることができる。
(2) いま会話できるか分かるから、気軽に話しかけられる
「バブル」に入っていない相手でも、アイコンを1クリックするだけで会話できる。相手が話しかけられる状態かどうかは、アイコンの色で見分けることができるため、事前に相手の状況を確認したり、会話の許可を求めたりする必要がない。これにより、オフィスで立ち話をするように気軽に話しかけることが可能だ。モードはオープン/ワーク/ゾーンの3種類から選択可能で、作業に集中したいときは、会話できないモード(ゾーン)に切り替えることもできる。また、モードを変更し忘れることがないように、スピーカーとマイクのオン/オフ(ミュート)と連動し、自動で確実にモードを変更する。
(3) AI議事録・AI翻訳で会議のDXも
NTT ComのAI議事録作成支援サービス「COTOHA Meeting Assist」と併用することで、会話の内容を自動でテキスト化したり、翻訳したりすることが可能だ。
(4) 高セキュリティで安心、安全
日本国内のメディアサーバーを利用しているため、通話データが海外のサーバーを経由することはない。また、第三者が勝手に参加したり、会話を聞いたりできないような対策を行っているという。本サービスの開発にあたっては、セキュリティ対策を最優先で実施。NTT Comだけでなく、NTTセキュアプラットフォーム研究所、NTTセキュリティおよびWhiteHat SecurityなどNTTグループの技術を結集し、堅牢なシステム上で提供するとのことだ。