アイロボット、同社史上最大のソフトウェアアップデートを発表

アイロボット・コーポレーションは、8月25日(日本時間8月26日)、同社史上最大となるソフトウェアのアップデート「iRobot Genius(アイロボット・ジーニアス)ホームインテリジェンス」(以下iRobot Genius)を発表。これは、iRobot HOMEアプリの仕様ならびにロボット掃除機「ルンバ」や、床拭きロボット「ブラーバ」の機能が大幅に改良されるもので、このアップデートにより、手持ちのロボットに様々な便利な機能が自動的に追加されることになる。

iRobot Geniusは、アイロボットのロボット掃除機「ルンバ」と床拭きロボット「ブラーバ」のWi-Fi対応製品が対象で、どこ(Where)を、いつ(When)、どうやって(How)掃除するかを、使う人のライフスタイルに合わせた、全く新しい清掃体験を提供するという。このソフトウェアアップデートにより、ユーザーが今まで一般的な掃除機やティッシュなどで行っていた細かい掃除や突発的な汚れまでもロボットに任せることができるようになる。

iRobot Geniusによりアップデートされる主な機能は以下の通り。
①Where=掃除する場所の認識
物体認識清掃/部分清掃エリア
②When=掃除するタイミングの指定と提案
お気に入り機能/スケジュールの提案/生活ルーティン設定
③How=掃除する方法をAIが提案
進入禁止エリアの提案/季節に応じた提案

アイロボット・コーポレーションのCEO兼会長であるコリン・アングル氏は次のようにコメントしている。「アイロボットはソフトウェアとデジタル体験に戦略的重点を置きながら、お客様を日々の掃除から解放するスマート・テクノロジーの開発に取り組みます。iRobot Genius™は、ルンバやブラーバのさらなる可能性を引き出し、ロボットの機能が強化されるだけでなく、一新されたアプリがよりスマートな掃除の提案をするなど、掃除のパートナーとしてお客様のライフスタイルに寄り添います」

■iRobot Geniusの主な特徴

どこ(Where)を、いつ(When)、どうやって(How)掃除するかをパーソナライズすることによって、使う人のライフスタイルに合わせた清掃体験を提供する。

① Where=掃除する場所の認識
物体認識機能
iRobot Geniusでは、最先端のロボットAIを採用し、機械学習によってソファやテーブルといった特定の家具を自動的に検出。これにより「ソファの周りを掃除する」などといったピンポイントでの清掃が可能になった。
出典元:プレスリリース
部分清掃エリア
ユーザーが清掃エリアをアプリ上で手動で指定することも可能。これにより、汚れやすい場所などを部分的に清掃することが可能になり、今までのように時間をかけて部屋全体を掃除する必要がない。また、「進入禁止エリア」と組み合わせて設定すれば掃除したい箇所としたくない箇所を自在にコントロールすることも可能だ。
出典元:プレスリリース
②When=掃除するタイミングの指定と提案
お気に入り機能
日々の清掃パターンに名前を付けることで、どこを掃除するかを簡単に設定することができる。例えば「夕食後」とお気に入りに登録し、ダイニングテーブルとキッチンを選択する。これを起動することで夕食後にはいつも汚れやすいダイニングテーブルの下とキッチンを、ルンバで掃除したあとブラーバで拭き掃除する、といった清掃が可能になった。
出典元:プレスリリース
スケジュールの提案
例えば、金曜日の夜にリビング、あるいは日曜日の夕食後にダイニングとキッチンに掃除機をかけることが多いなど、ロボットが清掃パターンを学習し、「これを清掃スケジュールに追加しませんか?」とアプリ上で提案を行う。

生活ルーティンの設定
通常のスケジュール機能に加え、市販のコネクテッドデヴァイスやアプリと連携し、日常の行動に紐づけることにより、「家から離れたらブラーバを起動する」といった、実用的なスケジュールが設定できるようになった。

③How=掃除する方法をAIが提案
進入禁止エリアの提案
iRobot Geniusは、ユーザーの好みの設定を知り、よりパーソナライズされた清掃方法を判断できるように日々学習を続ける。例えば配線が多い箇所など、ロボットが停止することの多いエリアを自動で検知し、「このエリアを進入禁止に設定しませんか?」といった提案を行う。
出典元:プレスリリース
季節に応じた提案
基本的なスケジュール機能にとどまらず、位置情報によりその地域に即した季節の提案を行う。花粉やアレルギーの季節、ペットの換毛期などを知らせ、清掃頻度の提案などを行う。この機能はOFFにすることも可能。
出典元:プレスリリース

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