近年、TikTokやInstagramのストーリーズ機能、リール機能などの流行により動画投稿というものが身近になり、短い動画を投稿する機会が増えた。その結果、動画編集をしたことがあると回答したリアルZ世代コミュニティ所属のメンバーは76%と半数を大きく上回る結果となった。実際に普段使用しているカメラアプリ、画像・動画編集アプリを聞いたところ、名前が上がったアプリの1/3が動画編集アプリだった。動画編集ができるアプリが増えたことや、操作方法が簡略化したことから動画編集に対するハードルが下がり、簡単に作れるものという認識に変わったという。SNSに投稿するための動画だけでなく、誕生日をお祝いする動画を作成することもあるようで、プロジェクターで自分たちの作った動画を流して観賞会をしたり、誕生日会を開くこともあるという。またTikTokやInstagramに投稿はせずに、そのアプリ内の編集機能のみを使用することも多くあるとのことだ。
・今欲しいカメラは一眼レフとチェキ
アンケートの結果今欲しいカメラに一眼レフカメラを選んだリアルZ世代コミュニティ所属のメンバーは50%、チェキを選んだリアルZ世代コミュニティ所属のメンバーは46%とどちらも約半数という結果となった。リアルZ世代コミュニティ所属のメンバーによると一眼レフカメラはうまく使えるようになりたい、テーマパークや旅行に行った際に思い出を綺麗に残したいという思いから今欲しいカメラに選んだそうで、憧れの気持ちが強いようだ。チェキは出来上がった写真や本体自体も可愛らしいフォルムのため人気だが、決して安い値段ではないので気軽に買えないとのことから欲しいカメラに選んだという。
3位のインスタントカメラやチェキは現像された写真を部屋に飾ったり、誕生日プレゼントのアルバムを作るときによく使われるようだ。インスタントカメラは写真を撮る以外にも持っているだけでおしゃれであったり、インスタントカメラのファインダー越しにスマートフォンで写真を撮影するなど様々な使い方があるためまだまだ人気なようだという。しかし、現像が少し面倒に感じる部分があることと、その風合いを再現できるスマートフォンのアプリが登場し、使用頻度が減ったことからあまり数字が伸びなかったのではないかとのこと。また、最近では高価なカメラをレンタルできるサービスが浸透し始めているそうで、アクションカムなどあまり使用頻度の高くないカメラは旅行やテーマパークに行く際にレンタルして持っていくため、自分用に欲しいとはあまり思わないとのことだ。
・情報収集はSNSとリアルな口コミ
アンケートの結果、SNSでの情報収集、特にInstagramを使用するというリアルZ世代コミュニティ所属のメンバーが69%と半数を上回る結果となった。Z世代はSNSでの情報収集が主流だが、カメラに関する情報は友人、知人や家族などのリアルな口コミを利用することも多くあるようで、2番目に多い46%という結果となった。自ら情報収集をしなくても、良いと思ったものは友人が教えてきてくれたり、Instagramのストーリーズや投稿で可愛いと思ったものをダイレクトメッセージで聞いたりと常に情報のやり取りをしているとのことからこのような結果となったと考えるという。
また、それぞれのSNSで情報収集の仕方も異なっており、TikTokでは動画のフィルターを探す、Instagramではハッシュタグでピンポイントに検索、YouTubeでは好きなYouTuberの使っているカメラのレビューを見る、など使い分けているようだ。Instagramのハッシュタグは「#반짝반짝」(日本語でキラキラという意味)などの韓国語のハッシュタグや「#淡色女子」などの「#〇〇女子」で調べることが多いとのことだった。