ヤフー・電通デジタルら、AIで指名手配被疑者の今の姿を予測するプロジェクトを始動

ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)と株式会社電通デジタル、株式会社パーティー(以下、PARTY)の3社は、警察庁から写真や情報提供などの協力を得たうえで、指名手配被疑者の情報提供の促進を目的に、AI(画像解析・生成技術)を活用し、過去の写真から今の姿を予測するプロジェクト「TEHAI(てはい)」を始動し、情報提供を呼びかける特設サイトを2020年の指名手配被疑者捜査強化月間に先立ち、公開したと発表した。

「TEHAI」はAI(画像解析・生成技術)を用いて指名手配被疑者の過去の写真から今の姿を予測するプロジェクト。今回は、約630名の指名手配被疑者の中で、警察庁指定重要指名手配被疑者12名のうち5名の現在の姿をAIによって予測している。「TEHAI」は、指名手配被疑者の存在を認知させ、情報提供されることで指名手配被疑者の検挙の可能性を高めることを目指す。

■プロジェクト背景について

現在、警察庁指定重要指名手配被疑者は12名おり、手配されてから20年以上経過している者もいる。20年経過すると、老化や体型変化などによって人の外見的印象は変化する。そこで、警察庁の協力の元、Yahoo! JAPAN、電通デジタル、PARTYは、これまでの指名手配ポスターの掲示などに加え、AI(画像解析・生成技術)を活用した予測の可能性に着目し、「TEHAI」を始動。また、Yahoo! JAPAN、電通デジタル、PARTYの3社の知見を集結させることで、より通報しやすい設計を実現しているという。

■「TEHAI」サイトについて

サイトでは、5名の指名手配被疑者の予測イメージを公開している。被疑者の顔をクリックすると、AIによるシミュレーションと体型変化を加味し、被疑者一人につき9パターンの予測イメージを閲覧できる。5名いずれも検挙に結びつく有力な情報を提供してくれた人に対して報奨金が用意されており、心当たりがある際にはすぐに情報提供ボタンから連絡できる仕組みになっている。また、Yahoo! JAPANでは、自社の広告枠を通じて本サイトの認知拡大を目指す。
出典元:プレスリリース

■情報提供方法について

出典元:プレスリリース
各指名手配被疑者の画像をクリックすると、担当する警察署の情報提供フォームに遷移し、目撃情報などを通報することが可能だ。

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