電脳交通、タクシーDXを進める「クラウド共同無線パートナーシップ制度」を開始
2020/10/21
株式会社電脳交通は、日本全国のタクシー事業者の人材採用・育成の課題を解決し、地域に安定した配車業務が可能となる「クラウド共同無線パートナーシップ制度」を開始したと発表した。
■背景
電脳交通は、地方の小さなタクシー会社から創業した2015年より配車委託サービスを提供し、共同配車専用システムと社内オペレーションの構築により、統一の配車ルール不要で複数事業者の配車ルールを1チーム内で並行運用する仕組みを実現している。
また2019年からは神戸や福岡などで配車センターの営業譲受により、既に共同配車の運用も開始している。このようなタクシー業界の課題を電脳交通が主体的に解決するための取り組みとして、日本全国を対象としたパートナーシップ制度の提供を行うとのことだ。
■サービス概要
大きな特徴の一つに従来の共同配車で必須だった「配車ルールの統一や電話番号の変更が不要」な点が挙げられる。これまでの配車ルールを変更すること無く、既にこの仕組みを活用しサン無線(神戸)、明交運輸(福岡)より配車センター業務を譲り受け営業を続けており、複数の配車ルールを並行して運用している。今回のパートナーシップ制度ではこれらの仕組みを一括で提供する。
このパートナーシップ制度の第一弾として、北海道エリアでは、TKタクシーの導入が決定しており、周辺で運行するタクシー事業者の共同配車を受け入れる体制を整えているとのことだ。