「屋内店舗の空き壁面にアート広告を飾る」事業の実証実験が開始
2020/10/28
東急株式会社の社内起業家育成制度4号案件「ROADCAST(ロードキャスト)」および、TISインテックグループのTIS株式会社は東京23区内において、店舗などの屋内施設の空き壁面を広告スペースとして活用できるシェアリングエコノミープラットフォームサービス「WALL ARD(ウォール・アード)」事業の実証実験を2020年11月2日から開始すると発表した。
スペース利用者の広告主には、自社のブランドや商材と相性の良い店舗を選択し、ターゲットに合った来店者層に集中して効率よく情報発信することが期待でき、スペース提供者の店舗には、空いている店内壁面にアートを飾る感覚で広告を掲出することで、新たな収益源を得られるという利点がある。本事業は、2020年11月からスペース提供店舗の事前登録を開始し、順次マッチングを実施する。2021年3月末までを目安に実証実験として手数料無料にてサービス提供を行い、その結果を受け、2021年度以降の事業継続、正式運用を判断するとのことだ。
■「WALL ARD」の概要
(1)サービス利用の利点・特徴
【スペース提供者】
・アートを展示する感覚で新たな収益源を獲得
空いている店内壁面を有効活用し広告を掲出することで、新たな収益源を得ることができる。
【スペース利用者】
・エリア×ジャンルで集中展開
ブランドや商材と相性の良いエリア、店舗に絞りこみ、効率よく情報発信できる。
・訴求したい人々に反復接触
1カ月単位での中長期展開ができ、店舗に何度も訪れる人々に繰り返しアプローチし、浸透させることが可能。
・効率的な出稿リクエスト
複数のスペースに対し、約100カ所まで一括で出稿リクエストすることでき、省力化に繋がる。
(2)利用料金
・登録料
「スペース提供者」「スペース利用者」ともに登録無料で初期費用や月額費用などは一切不要。
・成約後
「スペース利用者」は、スペース提供者が設定した壁面価格に応じて、成約金額を支払い、「スペース提供者」には手数料を引かれた成約金額が支払われる。
(3)サービス利用の流れ