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米・フロリダ州でモバイル運転免許証が導入へ

デジタルセキュリティの世界的リーダー企業であるタレスは、フロリダ州高速道路安全・車両省に対しモバイル運転免許証検証サービスと同時に、住民向けとしてモバイル運転免許証ソリューションを提供すると発表した。
新たなモバイル運転免許証は、スマートフォンやタブレットを含む多様なデバイスで容易にアクセスでき、申請は2021年より開始する。モバイル運転免許証は、米国自動車管理者協会と国際標準化機構の全米および国際基準を満たし、米国各地および国外でも使用が可能になる。年齢証明ならびに運転資格証明としての身分証明にも使用でき、従来の運転免許証と同じ効力を持つ。また、強力な認証ツールとしても機能するため、フロリダ州住民は様々なサービス利用において、オンラインでの本人確認を安全に行うことができるという。

従来の運転免許証と同様に身分証明書として使用する際には、ユーザー本人が自身のモバイルIDアプリをアクティベートし必要な認証タイプを選択のうえで、モバイルデバイスを提示するという運用になる。モバイル運転免許証の所有者は、常にモバイルデバイスを手元に所持しているため、非接触でも身分証明を行える便利な手段となる。

フロリダ州高速道路安全・車両省のエグゼクティブディレクターであるテリー・ローズ(Terry L. Rhodes)氏は、「セキュアで信頼性のあるモバイルIDの提供はロン・デサンティス(Ron DeSantis)知事の優先課題でもあり、フロリダ州が、全米をリードする革新的なプロジェクトを実施できることをうれしく思っています。私たちは、行政の業務や利用者のサービス利用におけるあらゆる側面においてモダナイゼーションを推進することに注力を継続しているため、タレスはフロリダ州がモバイルIDの未来に向けて前進する上での素晴らしいパートナーとなります」と述べている。

タレスのアイデンティティおよび生体認証ソリューション担当北米地域バイスプレジデントであるトニー・ブルット(Tony Lo Brutto)氏は、「ID詐欺が増加すると共に複雑化する中で、当社はソフトウェアにセキュリティ技術を追加し、ID認証を強化することを優先課題としています。当社の技術により、フロリダ州の空港、ホテル、レンタカー会社などの事業者は、顧客のプライバシーを保護しながら本人確認を高度化することができます」と述べている。

モバイル運転免許証は、加工が容易な運転免許証のデジタル画像を表示するのではなく、セキュアなデジタル認証情報を取り入れており、偽造が難しく、真正性の確認が可能とのことだ。個人情報保護を強化するため、モバイル運転免許証の利用者は、表示する情報を状況に応じてアプリから選択することができる。例えば、カジノに入るためには、本人が一定の年齢に達しているかという情報のみが必要であり、モバイル運転免許証は当該情報のみを表示し、氏名、誕生日、住所は表示しない。

タレスは、米国11州とカナダ5州でのIDプログラムを支援していることから、今回のフロリダ州でのモバイル運転免許証プログラムも同社がもつ強力なソリューションの基盤が礎となっているという。

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