ZOZO、3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT 2」を発表
2020/10/30
株式会社ZOZOは、より精緻な身体3Dモデルの生成を実現する高精度な計測テクノロジーとして、3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT 2」を発表した。また同時に、スマートフォンを使い高精度な足の3Dサイズ計測が簡単にできる「ZOZOMAT」と「ZOZOSUIT 2」の計測テクノロジーを活用しともに新サービスを創出するパートナー企業を募集開始する。
「ZOZOSUIT 2」は、採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT(以下、旧ZOZOSUIT)」のデザインと、計測結果を用いた3Dモデル生成のアルゴリズムを大幅に改善しながらも、基本的な計測方法および計測の手軽さはそのままに、より精緻な身体の3Dモデル生成を可能とした3D計測用ボディースーツ。一般的に、身体のより正確な3Dモデルを生成するには、3Dレーザースキャナー等が必要となるが、「ZOZOSUIT 2」の3D計測結果は、3Dレーザースキャナーの3D計測結果と比較した際に平均誤差が3.7mmとなる精度の高さを示しているという。
旧ZOZOSUITは、全体に施されたドットマーカーをスマートフォンのカメラで360度撮影することで、高精度な計測を可能とした採寸用ボディースーツ。配布は終了しているが、旧ZOZOSUITで得た100万件以上の体型データは、現在もZOZOTOWNで展開中の「マルチサイズ」などのサービスで活用しつつ、計測解像度のさらなる向上を目指し、開発を続けてきた。
■「ZOZOSUIT 2」計測解像度アップの3つのポイント
<マーカー数の増加>
旧ZOZOSUIT :約400個
ZOZOSUIT 2 :平均*20,000個(約50倍)
*スーツのサイズ等によりマーカーの数が異なるため、代表的なサイズの個数を記載
②マーカーのデザイン変更で、認識性が向上
③アルゴリズムの大幅改善で、より精緻な3Dモデル生成が可能に
ZOZOSUIT 2は、3Dレーザースキャナーに匹敵する高い精度と、スマートフォンさえあれば自宅で簡単に身体の3D計測ができる手軽さを兼ね備えていることから、より高い精度の計測データが求められるスポーツウェアやアンダーウェア等の開発やサイズ推奨をはじめ、フィットネスや予防医療、ヘルスケア、ゲーム、エンタメ等、ファッションの枠を超えた、様々な領域における活用を模索していく。