「製造業界の営業・販促のデジタル化」に関する調査結果が公開
2020/12/15
株式会社マーケライズは、製造業界の営業・販促におけるデジタル化に関する調査を2020年11月に実施し、結果を発表した。
■オンライン展示会への出展状況:39.6%が「出展したことがある」、60.4%は未出展と回答
『出展したことがあり、今後も出展したい』 と回答した企業のコメント
・出展者、参加者とも慣れていなく、準備や運用が大変。今後の利用にむけ、今のうちに慣れておきたい
・費用をあまりかけずリードを獲得できた。動画作成をしたため準備期間の時間的なコストはかかった
・対面に比べて効果を実感できていないが、準備コスト等が少ないので、出して損は少ないと感じている
・今後機会が増えていくと思うので、オンラインと対面を使い分けていきたい
・オンライン展示会のリードは、対面の展示会と比べて概ね数倍。但し、来場者の反応が見えない
『出展したことがあるが、今後は出展する予定はない』 と回答した企業のコメント
・集客は一定数あるものの、ホットリードではない。また、現段階ではノウハウが薄い
・開催期間は通常より長いのに、出展効果がほとんど感じられない
・目当てのブースを見つつ歩き回り偶然の出会いが生まれる、という展示会ならではの良さが出ていない
・今後はこういったツールも導入していかなければと思うが、そこまで検討が追い付いてはいない
・効果的なコンテンツや見せ方は模索中であり、効果自体評価しきれていない・オンライン出展するブース自体に見応えがないと、訴求効果はあまり無いように感じた
同社が今年10月に発表した調査データでは、コロナ禍の影響受け商談オンライン化やWEB活用を推進した企業が多数あった。今回はその状況についてアンケートを実施した。
・業務の中でデジタル化/システム化して良かったこと
商談や会議のオンライン化のメリットだけでなく、43.0%の企業担当者が業務効率化を実感している。また、『テレワークでの同等の業務ができる』と42.3%が回答しており、アナログと言われる製造業においてもテレワーク導入が進みつつある様子が伺える。
顧客向けコンテンツの提供手段は、「自社ホームページ」「メールマガジン」の利用が圧倒的となった。38.3%は「無料の動画共有サービス」を活用しており、製造業界においてもWEBを駆使した営業・販促強化が求められていると考えられる。
調査企画:株式会社マーケライズ
調査期間:2020年11月5日(月)~27日(金)
調査方法:インターネット調査
有効回答:149名
回答者の産業分野
生産用機械器具、 業務用機械器具、 はんよう機械器具、 金属製品、 電気機械器具、情報通信機械器具、 電子部品・デバイス・電子回路、 化学工業、 その他製造業