ゼンリン、時空間データベースを活用したAPIの提供を開始

株式会社ゼンリンは、時空間データベースを最大限に活用したAPI、「ZENRIN Maps API」の提供を2020年12月15日(火)より開始すると発表した。

「ZENRIN Maps API」は、道路地図から住宅地図までの地図情報と、それに付随する豊富な属性情報を一気通貫で提供するAPI。ゼンリンは本APIを通して、企業が保有する様々な情報の利用価値を更に高めるソリューションの実現を目指す。

■開発の背景

各産業においてクラウドファーストが浸透し、AI・IoTといった要素技術と結び付け、DXの実現を目指す取り組みが加速している中で、地図情報を活用したビッグデータの可視化や正規化、移動や配送ルートの最適化など、業務活用へのニーズが高まっている。ゼンリンは「ZENRIN Maps API」の各種機能を組み合わせる事で、各産業における業務効率化・高度化に向けた様々なソリューションを展開していくという。

■ZENRIN Maps APIの特徴

(1)多種多様な空間情報を搭載した地図基盤
過去から現在における建物属性情報・施設情報・各種統計データなどを、地図基盤に搭載。様々なコンテンツ表示や検索機能、過去情報等を活用し、地域の変遷を捉える事で、対象エリアの状況把握に活用できる。
(2)位置情報の正規化
ゼンリンの保有する「過去住所」・「地番情報」・「建物名称」等のコンテンツを活用し、顧客の保有する住所情報を正しい住所に変換することで、最新且つ精度の高い位置情報を提供する。
(3)ゼンリン独自IDによる検索機能
現実世界の建物やテナントなどに独自ID(ZID)を付与し、時系列で管理。これにより、建物の生成や消滅といった変化情報の、時間軸に沿った把握が可能になる。

■「ZENRIN Maps API」提供機能について

地図描画、検索機能に加え、ゼンリンの地理空間情報を最大限に活用した機能を実装している。
出典元:プレスリリース

■活用事例…データマネジメント業務向けソリューション

「ZENRIN Maps API」の機能群を組み合わせ、住所情報をクレンジングし、ゼンリン独自のIDを付与することで、企業が保有する様々なデータの可視化や、分析に”使える”データへの変化をサポートする。様々な変化情報を把握できるほか、データのメンテナンスにも有効。
出典元:プレスリリース

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