2020-2021年度「国内チャットボット・ミニアプリ業界カオスマップ」が公開

エボラニ株式会社は、チャットボット・ミニアプリサービスを展開する国内企業のカオスマップを作成・公開した。

■ミニアプリ業界の市場概況

ミニアプリは、特定アプリを基盤として、そのアプリ内で動くアプリケーションのことだ。ユーザーはAppStoreやGooglePlayから新たなにアプリをダウンロードすることなく、ミニアプリを利用することが可能。ダウンロードしてもらえないかもしれないアプリをつくるのではなく、すでに多くのユーザーが毎日使う人気アプリの中で、アプリの機能を提供することができる。

現在、世界に890万以上のアプリが存在しているという。オンラインからの集客にアプリの利用を検討している企業も多い。しかし、アプリ市場はすでに飽和状態で、ダウンロードしてもらえるか、使ってもらえるか、アンインストールされないかなど、アプリをビジネスに生かすために考慮すべきことは多く、専門家でも完璧なアドバイスは難しい状況だ。結果、集客のために作ったアプリに、膨大な広告費をかけ、ダウンロードしてもらえない、継続して利用してもらえない事態が発生する。そこで誕生したのがミニアプリだ。日本でもLINEなどのスーパーアプリが台頭し、この中でも企業がアカウントを持てるSNSやチャットアプリ、ユーザー同志がチャットで会話をするアプリならミニアプリを利用することが可能だ。
出典元:プレスリリース

■本カオスマップ作成の背景

チャットボット、ミニアプリサービス市場は、新型コロナウイルスの広がりによる非接触のコミュニケーションが進んできたこと、多くの企業でDX(デジタルトランフォーメーション)が戦略の中心になってきたこと、オンライン接客に関連するサービスが開発されてきたことで、急速な発展を遂げている。市場の発展に伴い、チャットボット、ミニアプリサービスを提供する企業が増加するとともに、一部では淘汰・集約も進んでいる。その結果、業界構造や主要企業などが不明確になっていた。利用者が施策を選定する際の参考にすることで、より一層の市場活性化と事業拡大に貢献できればという希望から本カオスマップを作成したとのことだ。

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