成功している住宅・工務店・不動産会社が行ったデジタルシフトのレポートが公開
2021/2/15
ブランディングテクノロジー株式会社は、先日開催した「ローカルビジネスカンファレンス2021」にて、「地方住宅業界の今までとこれから -成功している企業が行ったデジタルシフト-」と題して、住宅や工務店、不動産のデジタルシフトに関するセッションを行った。そこから得られたナレッジをレポートとして公開した。
■ローカルビジネスカンファレンス-地方住宅業界の今までとこれから-の趣旨
・セッションの登壇者
株式会社LIFULL HOME’S事業本部 営業グループ長 福尾武史
ミカタ株式会社 代表取締役 荒川竜介
ブランディングテクノロジー株式会社 マーケティング推進課 原口拓郎
■セッションの要点
①業務フローを整理しスタッフの役割を明確化した上で、実際のオペレーションの中で自動化した方がいい部分を デジタルに置き換えている。
②追客、内覧、接客、SNSの更新など、「誰が・いつ・どうやって行うのか?」までも仕組み化する。
③「圧倒的な数字を叩き出す営業マン」が一人いる企業よりも、「仕組み化により生産性の高い組織運営」を行えている企業の方が、利益を創出しやすい。
■その他、セッション内で語られたトピックス(一部抜粋)
A:「住宅業界では、インターネットで情報収集する人が増えた。住宅展示場などに行けなくなった分、インターネットを活用した情報収集が活発に。また検索キーワードも、「仕事用スペース」「遮音性」など、在宅勤務・リモートワークを反映したものが目立つ。不動産業界では、新型コロナウイルス感染症の陽性者が増えると、売出し物件が減る傾向に。「急いで売りたい」売主以外は、売却を控えていると想定。」
Q:「コロナ禍での住宅業界/不動産業界の業績は?」
A:「ローカルビジネスに該当する中小の不動産業は、売上を上げた企業も多い。大手不動産会社が店舗の閉鎖やイベントの自粛などを行った結果、中小の不動産会社に顧客が流れた。住宅・工務店も大きな影響は受けていない。」
Q:「オンライン化するにあたりまず取り組むべきことは?」
A:「「家ってどうやって建てるの?」など、顧客が知りたい情報を丁寧に発信していくこと。また、オンライン商談を行うのであれば、通信環境はしっかりと整備しておく必要がある。」