アフラックとJAXA、宇宙飛行士の遠隔での健康管理等を地上のヘルスケア領域に転用し「次世代ヘルスケアサービス」創出の実現を目指す取り組みに合意

アフラック生命保険株式会社は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)と宇宙及び地上におけるヘルスケア領域の課題を解決する「次世代ヘルスケアサービス」創出の実現に向けた取組みの検討をしていくことに合意したと発表した。

同社とJAXAは、相互に協力して、JAXAが有する宇宙飛行士の健康管理に関するノウハウを地上に転用することでヘルスケア領域の課題を解決する「次世代ヘルスケアサービス」の創出を目指し、実現性の検討を行う。また、同社は、JAXAによる宇宙飛行士の健康管理に関する新たな技術開発や運用改善についても、技術・ノウハウを有する企業と連携する等の協力を含め、検討を行っていく。そして、そこで生み出されたデータやICT等の技術革新を、遠隔状態での健康管理等地上のヘルスケア領域に転用することで、「次世代ヘルスケアサービス」の創出を目指し、実現性の検討を行うとのことだ。

同社は、社会との共有価値を創造するCSV経営を通して持続的な成長を目指しており、「生きるための保険」と親和性のあるヘルスケア領域において、企業間・組織間の垣根を超えた業種横断型の新しいイノベーションの創出に取り組んでいる。とくに昨年、学術機関・自治体等と中長期的な視点に基づく共同研究や実証実験、さらには社会実装に取り組む組織として「共同研究推進室」を新設し、多様な機関とのさまざまな研究・協業を進めている。

また、JAXAでは、宇宙飛行士の健康を守ることを目的とした事業として、「宇宙飛行士健康管理運用」と「宇宙医学研究開発」の2つを柱に取り組んでおり、そのなかで、将来の有人宇宙活動に向けた宇宙医学や健康管理技術の研究開発について、国内の民間企業等と連携した取組みを始めている。

こうしたなか、両者の強みを活かして連携することで、宇宙及び地上でのヘルスケア領域でのイノベーションの創出につながると考え、「次世代ヘルスケアサービス」創出の実現に向けて相互に連携しつつ、取組みの検討を進めることに合意したとのことだ。

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