ウェザーニューズ、防災チャットボットで自治体の避難所開設判断を支援する「避難支援機能」を提供開始
2021/2/19
株式会社ウェザーニューズは、同社が参画するAI防災協議会において、「防災チャットボット『SOCDA(ソクダ)』」の「避難支援機能」を開発したと発表した。
■住民の避難行動と自治体の対応をサポートする「避難支援機能」を提供開始
昨今、大規模自然災害の多発により、「逃げ遅れ」を防止するための早期避難、コロナ禍における分散避難や在宅避難、それに伴う在宅避難者の支援などが重要視されている。しかし、これらの避難を実施・支援する上で住民にとっては避難行動の判断基準となるガイドラインの情報や参照すべき情報が多すぎる、自治体はコロナ渦で避難所の混雑予測がしづらい、避難者数をリアルタイムで共有することが難しいなど、特に複数の自治体をまたぐ広域災害時においては、多くの課題があると考えられている。このような背景で、同社はAI防災協議会において、一人ひとりの状況にあわせた避難行動の支援を行うとともに、住民避難に関連する自治体の意思決定を支援するための「防災チャットボット『SOCDA(ソクダ)』」の「避難支援機能」を開発したとのことだ。
住民向け
ユーザー属性(現在地、生活場所、災害時予定避難先、避難予定の警戒レベル等)を設定することで、自分の状況にあわせた避難情報を受け取ることが出来る。
災害対応を担う自治体向け
どのような属性・状況下の住民が、どの避難先に逃げようとしているのか、事前に、かつ状況に合わせてリアルタイムに把握できるため、まだ避難していない危険なエリアの住民に対する呼びかけや、混雑が予想される指定避難所の周辺の臨時避難所の開設などの即時対応に活かすことができる。