P&G、店舗にスマホアプリで誰でも利用可能な「おむつ回収ボックス」を設置 循環型経済の実現に向けた回収テストに

P&Gジャパン合同会社(以下、P&G)の赤ちゃんの健やかな成長を応援する乳幼児用紙おむつブランド「パンパース」は、店舗で参加できる「おむつ回収プロジェクト」を2021年4月中旬より開始すると発表した。

本プロジェクトは、消費者から店舗で使用済みおむつを回収する取り組みであり、パンパースが独自に開発した回収ボックス「おむつ回収ボックス」を、兵庫県神戸市内の小売店、保育施設の計8箇所に、約6か月間設置する。
出典元:プレスリリース
P&Gでは長期的な重点課題として「環境サステナビリティ」をビジョンに掲げてきた。パンパースブランドでも、過去25年間、紙おむつの着け心地のよさを追求する一方、欧州および北米のおむつに使用する資材の量を半減させるなど、常にサステナビリティを念頭に置き製品を革新させているという。今回開始する「おむつ回収プロジェクト」は、将来的な循環型経済の実現に向け、使用済み紙おむつを分別・回収するときに、日本の消費者がどのような習慣、行動、認識の傾向を持つかを理解することが目的とのことだ。

■取り組みの背景

環境省および、一般社団法人 日本衛生材料工業連合会(JHPIA)によると、2015年の紙おむつ廃棄量は乳幼児用・大人用含め約191万~210万トンと、日本の一般廃棄物排出量の4.3~4.8%を占めているという。さらに、2030年までに一般廃棄物排出量に占める紙おむつの割合は、6.6~7.1%に増加すると推定されているとのことだ。

■「おむつ回収プロジェクト」 取り組みの概要

実施期間:
2021年4月中旬~9月30日(木)(約6か月間)

回収対象:
乳幼児用紙おむつ、大人用紙おむつなど、種類やブランドを問わず全ての紙おむつ。
※おしりふきシートも一緒に回収できる。

回収場所:
神戸市内の小売店、保育施設 合計8拠点に設置する専用の「おむつ回収ボックス」
※「イオン ジェームス山店」「イオン 神戸北店」「トイザらス・ベビーザらス 神戸ハーバーランド店」の3店舗
※「夢の森」「花の森」「あさひ保育園」「おっこう山」「山のまち」の5施設。

参加方法:
パンパースおむつ回収専用アプリ「パンパースエコ」をダウンロード。
スマートフォンの位置情報機能を利用して、アプリ内で最寄りの回収ボックスの場所を確認。
回収ボックスにスマートフォンをかざし、アプリの開錠ボタンを押すと、投入口が自動で開き、使用済み紙おむつを投入した後、自動で投入口が閉まる。

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