メディアドゥとトーハン、NFTを活用した「デジタル付録」を全国の書店で展開へ 書店の来店者・売上増による出版業界全体の活性化を目指す
2021/4/13
株式会社メディアドゥと出版取次大手の株式会社トーハンは、業務提携の目的である全国書店の活性化を実現するために、ブロックチェーン技術を基盤とするNFT(非代替性トークン)を活用した「デジタル付録」のサービスを開始すると発表した。本サービスに関する技術開発は2021年夏ごろの完了を予定しており、サービス展開は年内を目指すという。
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■本サービスの展望
これにより、ファンはアイテムを介したコミュニケーションを取ることができ、単なる売買に留まらない、新しい形のエンターテイメントを楽しめるようになるという。また、各付録を手にしたユーザーを把握できるため、この把握したデータを活用することで、書籍を購入したファンに対してダイレクトマーケティングをすることが可能になる。更に、本サービスはフィジカルな付録に比べ配送や管理などの運用が効率化されるため、店舗を限定せず、かつ、多様な複数の企画を同時並行で実施可能となる。
電子・紙の垣根を越えた出版市場拡大のためには、全国各地で愛されている書店の存在が重要なファクターの一つとなるという。その全国各地の書店のさらなる活性化を図るDX施策として、メディアドゥはトーハンを通して全国各地の書店に「デジタル付録」を紙の出版物と連携する本サービスを提案するとのことだ。