顧客データの可視化やサブスク機能で飲食店のDX化を推進する顧客管理サービス「favyサブスク2.0」が提供開始

株式会社favyは、飲食店のためのサブスクプラットフォーム『favyサブスク2.0』の提供を開始すると発表した。

出典元:プレスリリース

■『favyサブスク』と『favyサブスク2.0』とは

「favyサブスク」は、飲食店が簡単に「サブスク」サービスを導入・利用できるサブスクプラットフォーム。2021年4月時点で、累計店舗導入数2,300店舗突破、累計有料会員数65,000人が利用しているという。
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今回、「favyサブスク」の機能を拡充し、会員データの可視化を行う「店舗受付アプリ」と、カード決済しないサブスク「favyサブスク リミテッド」の2つの機能を含む『favyサブスク2.0』の提供を開始する。

『favyサブスク2.0』機能①:会員データを可視化し、顧客サービスの質を向上させる「サブスク店舗受付アプリ」
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「サブスク店舗受付アプリ」は、サブスク会員のデータを可視化する。来店客の顧客情報や過去の利用データを店頭で確認できるようになる。顧客一人ひとりの趣向や属性、過去の行動ログをもとに、誰でもより良い顧客体験を提供できるようになるという。既にfavy直営店舗複数店での実証実験を進めており、好みや来店パターンに合わせた接客が可能となり、顧客には好評とのことだ。

『favyサブスク2.0』機能②:新規顧客獲得を強化するカード決済不要サブスク「favyサブスク リミテッド」
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「favyサブスクリミテッド」はクレジットカードを使用しない決済システムにより、新規サブスク会員の獲得を強化する。これまでの「favyサブスク」をはじめとする多くの「サブスクサービス」では、ユーザー登録(会員登録)時にクレジットカードでの課金決済の登録が必要だった。「favyサブスクリミテッド」では、クレジットカードの登録はせずに、会員登録できるようになる。「クレジットカード=個人情報」といったイメージから来る会員登録へのハードルを下げ、新規会員の獲得機会を大幅に増やすことができるようになるという。

■『favyサブスク2.0』開発の背景

favyでは、これまで飲食店のマーケティング支援のみならず、定額制コーヒースタンド『coffee mafia』、会員制レストラン『29ON』シェアレストラン『re:Dine GINZA』などのデジタル化した飲食業態を自社で開発し、運営を行っている。その経験より、顧客へ料理やサービスを、リアルな「店舗」で「人」を通じて提供する価値や素晴らしさを実感し、店舗だからこその強みがあることを再認識したという。しかし、顧客一人ひとりにより良い顧客体験を提供するには、いつ来店して・誰と来店して・どのような商品を注文したのか等の個人に紐づくデータが必要となる。ECサイトで買い物をする場合、ユーザー登録を求められるままに自身の情報を提供する人が多い中、飲食店では顧客データがなく顧客管理ができていないという課題があったとのことだ。その課題を解決するべく、2019年6月より飲食店向けの月額会員制のサービスを「favyサブスク」として提供してきた。『favyサブスク2.0』では、「favyサブスク」の提供の中であった多くのフィードバックを元に、お店・会員双方の課題を解決し、更に便利に利用できる「顧客管理プラットフォーム」となるべく開発したとのことだ。

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