ジモティー、地域内のリユースにより法人の不要品廃棄費用を削減し収益に変える実証事業を開始
2021/4/23
株式会社ジモティー は、法人が保有している廃棄予定の不要品について、ジモティーを通して地域内でリユースすることで、廃棄費用を削減し収益に変える実証事業を開始すると発表した。
■背景
これまでジモティーでは、個人が不要になったモノやリサイクルショップなどの法人が地域の人向けに販売したいモノが主な出品物となっていた。しかしながら、商品を販売していない法人においても、減価償却時期の到来に伴いまだ利用できるにも関わらず廃棄処分されてしまうオフィス家具や事務用品、専門機器などが多く存在しており、廃棄費用がかかることが課題となっていた。今回の取り組みではまだリユースできるにも関わらず廃棄が予定されているオフィス家具等の不要品をジモティーに出品し、地域内で必要としている企業・個人に安価または無償で譲渡することにより、廃棄コストを削減し収益化させるだけでなく、地域内でのリユースを促進することが可能であると考えているという。
同社と実証実験を行う凪スピリッツジャパンは、ラーメン業界で多くの根強いファンを持つブランド「ラーメン凪」を運営しており、年度末の減価償却のタイミングで処分が必要な多くの不要品を抱えていた。また、凪スピリッツジャパンでは、従来は廃棄されていた「ダシを取った後の煮干し」を美味しく食べられる方法を開発するなど、持続的な社会づくりへの貢献活動を行ってきた。今回の提携では、地域内のリユースを加速することで従来かかっていた廃棄コストを削減したい凪スピリッツジャパンのニーズと、同社の理念が一致し実現にいたったとのことだ。
■ 実証事業の内容
出品された商品は、凪スピリッツジャパンが指定する場所での受け渡し、またはジモティー便を利用した配送にて、購入または譲渡を希望する人に提供する。なお、今後も凪スピリッツジャパンでは減価償却時期を迎え不要になったモノを不定期で出品していく予定とのことだ。