AIを活用しトヨタの17車種に対応した「事故車修理費見積り作成システム」の提供が開始

コグニビジョン株式会社は、トヨタ自動車株式会社協力の下、AI(人工知能)の活用により、事故車修理費見積り作成業務を大きく進化させた「Espart Pro」の提供を開始したと発表した。

現在はトヨタ車の17車種を提供しているが、今後は順次「Espart Pro」の搭載車種の拡充、システムのバージョンアップを行い、見積り作成業務の効率化に貢献できるよう努めるという。また「Espart Pro」は、現段階ではトヨタ系列販売店にて利用されているが、いずれはより多くの自動車メーカーや損保・共済、自動車修理工場への導入や海外展開も視野に入れ、活動するとのことだ。

■Espart Proについて

Espart Proは、従来の熟練修理工の知識と経験を元に作成する見積りから、車両の構造データやAI(人工知能)の技術をもとに経験や知識がない人でも修理方法や見積金額を算出することができる事故車の修理費見積り作成システム。事故車両の写真をEspart Proに取り込み、取り込んだ画像の損傷箇所の範囲を指定することで、従来であれば車の構造が分からないと判断できなかった損傷部位や損傷度合(損傷レベル)をAIが判断し提示する。提示された内容を選択することで、アジャスターの経験やノウハウを元に、メーカー修理書・車両構造情報に基づいた修理方法や業界標準の指数の考えに沿った見積金額が自動で算出できる。Espart Proを利用することで小さいダメージであれば従来と比べ見積作成にかかる平均作業時間を30分から6分へ短縮することが可能となったとのことだ。

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