Polyuseと前田建設工業、建設DXを加速させる「建設用3Dプリンター」で共同実証実験を実施へ

建設業界特化のロボットやIoT等の技術開発を行う株式会社Polyuseは、前田建設工業株式会社(以下、前田建設)と『建設用3Dプリンター』の社会実装に向けて、Polyuseが持つ「総合的な技術力やスピード感」と前田建設が持つ「建設業界の専門的知見や強い展開力」を組み合わせることで、建設業界での実運用を目指すと発表した。

■Polyuseにおける本実証実験実施までの背景

Polyuseは創業以来、今後の建設業界において、「建設現場での人とテクノロジーの共存」が必要不可欠になってくると考え、人材不足やコスト増加等の建設業界で抱える業界課題の解決策として、『建設用3Dプリンター』事業を推進してきた。推進する上で、Polyuseが持つ複合的な技術や開発体制を活用し、一つずつ着実な技術開発やオペレーション構築、各種データ分析等、多くの重要なポイントの開発及び検証を行ってきた。

メイン事業である、建設用3Dプリンターでは「建設現場での人とテクノロジーの共存」をテーマに、未来の建設のあり方について、様々な実証実験を自社及びパートナー企業と実施してきたことにより、2021年度には実際の建設現場への社会実装に進める段階まで来たという。

そして今回、前田建設と共同実証実験を兼ねた実施工を行うことにより、更なる『建設用3Dプリンターの社会実装』に向けた歩みをより加速していきたいと考えているとのことだ。

■前田建設工業がPolyuseと共同実証実験を行う背景

以前より、前田建設で保有する複合的な技術や開発体制が、人材不足やコスト増加等の建設現場で抱える本質的業界課題に対して、一助となる可能性を協議・検証してきたという。そして今回、前田建設とPolyuseが共同で実証実験を行うことにより、より「社会実装」に向けて歩みが進んでいくと考えているとのことだ。

■共同実証実験概要

実際の建設現場に近い環境のもと、建設用3Dプリンターを活用することで、省人化とコスト削減を意識しつつ土木構造物の施工を実施する。
実施期間 : 2021年6月1日〜6月7日(内数日間で建設用3Dプリンター等の見学会やICI総合センターの案内を実施予定)
実施場所 : 〒302-0021 茨城県取手市寺田5270 前田建設工業ICI総合センター 敷地内

建設用3Dプリンターでの施工イメージ
出典元:プレスリリース

■本共同実証実験における両社の役割

Polyuse : 建設用3Dプリンターの開発
前田建設 : これまで開発してきた建設用3Dプリンターに関する知見共有、実証実験の企画・協力、建設用3Dプリンターの利用・評価

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