東京通信大学、「DX」や「SDGs」に対応・貢献できる人材を育成するコースを新設へ
2021/6/11
オンラインだけでも卒業できるインターネットの大学「東京通信大学」は、2022年4月より「データサイエンス・社会調査コース」「総合人間コース」の2つのコースを新設すると発表した。
■データサイエンス・社会調査コース
<目指す将来像>
・今、最も必要とされている「DX人材」
近年、デジタル技術の進化に伴い、あらゆる企業に求められている「DX(デジタル・トランスフォーメーション)=デジタルを前提とした経営・ビジネスの再構築や、組織・ビジネス・企業文化の変革」。デジタルを単なる効率の追求とするのではではなく、ITをベースにこれまでにない新しい製品やサービス、ビジネスモデルを展開し、社会にイノベーションを起こすことができる力を身につける。
・企業が求める、“ビジネスがわかる”IT人材
DX人材に求められるのは、「ITに関する新しい知識とスキル」+「マネジメント(経営)やビジネスに関する幅広い知識」。プログラミング技術だけではなく、ビッグデータやIoT、AIなど、これからのニーズに対応できる専門的かつ高いレベルのスキルに加え、経営やビジネスの知識を備えていることが必須だ。情報マネジメント学部では、今まさに企業が求めている、“ビジネスがわかる”IT人材の育成を目指すという。
■総合人間コース
<目指す将来像>
・国連サミットで採択された「SDGs」に貢献できる人材
2015年に国連サミットで採択されたSDGs。持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のために17の分野において国際目標を掲げており、日本でも取り組みが推進されている。本コースでは、このSDGsに貢献できるよう、多種多様な分野の学びを通して社会や生活の課題を的確に把握し、課題解決へと導くことができる人材を育成する。
・現代に必要な「地域包括ケアシステム」を担う人材
少子高齢化の進行や地域社会・家族形態の変化の中で、誰もが地域で安心して生活できるよう支援し合うことが求められる近年。厚生労働省は、医療・看護・介護・生活支援などさまざまなサービスを包括的に提供する「地域包括ケアシステム」の構築を推進している。本コースでは、この地域包括ケアシステムを担うことができ、支援が必要な人たちを地域全体で支えていく「地域共生社会」に貢献できる人材を養成する。